今度の総選挙で最も重要なテーマは原発にどう対応するかである。
再稼働をどうするか、それは明日の日本だけの問題ではない。将来を左右する問題である。
私は原発問題を考える時の指針は、石橋克彦元神戸大学教授の話だと思う。
2005年2月23日、石橋克彦神戸大学教授は、衆議院予算委員会公聴会で「迫り来る大地震活動期は未曾有の国難である」という論を展開した。
主論点は次のとおりである。
・日本列島の大地震の起こり方にはですね、活動期と静穏期というのが認められます。
・現在、日本列島はほぼ全域で大地震の活動期に入りつつある、ということはほとんどの地震学者が共通に考えております。
・(大地震の際には)大津波が生ずる訳です。海岸の地形や何かによってはインド洋の大津波(スマトラ沖地震)に匹敵するようなことが起こる場所もあるかもしれません。
・日本の場合、53基の原子
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