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ウクライナ戦争で、戦場はウクライナ、戦い死者を出すのはウクライナとロシア。だが米国のウクライナ軍事支援がなければ戦争は終わる。この中米国内で変化。共和党支持者は今年の2月に比し反対が増え、更なる武器支援に反対が多数になる。
コメント
RT 11 Sep, 2023
米国に交渉能力はない-ロシア外交官
https://www.rt.com/russia/582797-us-incapable-of-negotiating/
ワシントンとの戦略的対話はモスクワの国家安全保障にとって何の役にも立たなかった、とアレクサンドル・クラマレンコは主張する-
ロシア外交官のアレクサンドル・クラマレンコ氏は、米国といくら交渉しても、有意義な結果をもたらすことはできなかったと語った。なぜなら、ワシントンは繰り返しパートナーとの信頼を裏切り、合意を尊重することを拒否し、自国の利益のためだけに行動してきたからである。
ロシア外務省の国際問題研究所所長であるクラマレンコ氏は、先週発表された「インターナショナル・アフェアーズ」誌の記事の中で、何十年もの間、米国との戦略的対話を維持しようとしてきたにも拘わらず、ロシアは結局のところ、自国の安全保障を確保する上で何の成果も得ることができず、中国も米国に対しては同様であると述べた。
また、モスクワとワシントンの信頼関係はかなり前に損なわれていたと付け加えた。2011年、ロシアはリビアに関する人道的な国連決議案の可決を許したが、その決議案は西側諸国によってリビアを破滅させるために利用された。
2015年、ロシアはミンスク合意に騙された。ミンスク合意はウクライナの内紛を解決するためのものだったが、その代わりにロシアに軍事的あるいは戦略的敗北を与えることを目的に、キエフの軍隊を増強するための時間稼ぎに使われた。
「ここでどのような信頼関係を語れるのか。pacta sunt servanda [契約は尊重されなければならない] という原則は何処にあるのか。契約に関係なく、また契約にも拘わらず、全てのことが起こる場合、契約にどのような意味があるのか。どうやら、ワシントンは全く交渉できない相手であることが判明したようだ」とクラマレンコ氏は書き、この結論に達した国はロシアだけではないと言及した。
同氏は、ウクライナ紛争についてコメントした際、最近のアスペン安全保障フォーラムでの米国家安全保障問題担当大統領補佐官ジェイク・サリバン氏の言葉を思い出したが、同補佐官は、米国とその同盟国はキエフへの武器供給で「リスクを冒す」つもりであると述べていたのだ。 クラマレンコ氏によれば、サリバン氏が言いたかったのは、「ワシントンは核エスカレーションの危険を冒すつもりであり、それは、ロシアには核抑止の原則が機能しないから、そうするのだ」ということだった。
「これは、どうすれば信頼を回復できるのか、考える必要があることを意味する」
更にクラマレンコ氏は、米国が自国の核の可能性を曖昧にしたまま、他国に対する厳格な管理を維持しようとして破壊してきた軍備管理システムは全て、多極化した世界に基づく新たなプロセスに間もなく置き換えられる可能性があると示唆した。
「少なくとも中国の参加により多国間で行われることは既に明らかであり、その頃には戦略空母に配備される弾頭数で米国とロシアを追い越すことになるだろう。 米国の専門家自身も、中国を もはや抑え切れなくなる2030年までにそうなるとを認めている」
「私たちには、西側諸国とそのイデオロギー的抑圧からの自由が必要なのだ」とクラマレンコ氏は語った。
これは内幕が今のところよくわからず、元ネタの毎日新聞も解説記事を今のところ出してないようだ。深い解説記事が欲しいところだ。
インド・東南アジア専門の国際政治学者伊藤融は、The Hindu(インドの主要紙のひとつらしい)の内幕記事を引用し、内容を次のようにまとめている。
=====
G20宣言のコンセンサスについて、The Hindu のSuhasini Haidarによれば、
・交渉は金曜夜中、会議当日も続けられた。
・日本が橋渡し役として貢献した。
・EUは宣言が出せず「G20は終わった」とみなされ、BRICSやG7に取って代わられるのを避けたかったのでインド案を受入れ。
https://twitter.com/itoToru1969/status/1700669208135401893
=====
他のXでの情報(噂話レベルだが、それぞれ専門家)などもあわせて整合的に解釈すると、
1,モディが確信犯的に独断専行した面が強い(日本以外も知らされてなかった国々は多い?)。
2,日本は橋渡し役としてなんらかの貢献をした。
3,欧米は受けいれた。その理由は、「西側諸国がインドを中国への対抗軸として見ており、共同宣言なしにG20議長国を終わらせたくな」かった、「インドに外交的勝利を与えたいと、西側が望んでいるのは明らかだった。そのために妥協は不可欠だった」から(https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-66771576)。
4,ラブロフ音頭で踊っているヒトビトがいる。
というあたりが事実なのだろうと今のところは想像している。
なお、BRICSではなくインドの思惑に各国が協力したのだというのは、今回の孫崎さんの引用した記事(5の9月10日NHK)だけでも明らかだと見える。
というのも、ジャイシャンカル外相は「インドネシア、インド、ブラジル、南アフリカといった新興国が主導的な役割を果たした」と言ったとあり、ここには、中共(BRICS最重要メンバー)の名前がなく、インドネシア(非BRICSメンバー)の名前があるからだ(それも一番に!)。当該NHK記事にも「グローバル・サウスの国々が」と書いているが、「BRICSが」とは書いていない。
インドネシアは昨年のG20宣言でロシアを名指しした議長国だったが、今回はモディに協力したと考えられる。個人的にはこのあたりの解説がとくに待たれる。
念のため説明すると、孫崎さんのいう「BRICS+新規加盟国のGDP合計はG7合計よりも大きい」というのは事実だが、その大きくは中共とインドで占める。そして中共とインドは様々な点で協調してないことを忘れてはならない。さらに、アジアでこの10年高度成長してきたのは、中共、インドの次にインドネシア(くりかえすが今のところは非BRICSメンバー)なのであり、インドネシアもインドも、さらなる発展のためには、日欧米のさらなる投資が欲しいだろう。ここに日本はどう取り組むかが今後数十年重要なのだろう。なおインドは「インド・中東「回廊」構想」に今回合意している。
https://www.sankei.com/article/20230910-QID3PW6Q5ZM2RDSPCBRWFTVBVY/
宣言文全体は外務省のホームページで読める。日本語仮訳もある。わたしは仮訳のほうをざっと読んでみたが、たしかにロシアという名指しはされてないものの、その点以外は十分にロシアが批難されていると読めた。
>>7
印度、インドネシア、加えてベトナム、トルコもそうですが、米国にも中露にも好関係を維持しようとする特異な国です。
日本はそれらの国に学び、模倣すべきだと思います。
米国はウクライナに加えていずれは日本列島を対中露戦争の戦場にするでしょう。
日本人は一時も油断できないのですが、あなたの文脈は米国一辺倒の感強く心配です。
(ID:18471112)
> 交渉合意の最終局面では、日本は参画できず、完全にカヤの外。
相手国への誠意なく、国力(カネ)に物を言わせた、あるいは虎(米国)の威を借りただけの外交をずっと続けてきたツケでないか。日本の国力、頼みの後ろ盾である米国が、共に衰退する局面となれば、もはや日本を「カヤの中」に入れる義理など無しということだ。
思い出すのは、天木直人氏の「さらば外務省!」に出てくる外務省OBたちの惨めなエピソードだ-
現役時代は何かにつけて顔を立ててくれた人物が社長になった会社に大使経験者が天下り、外交顧問としてレクチャーしようとしたところ、その社長から「そんな話は聞かなくてもいい。給料だけはやるから仕事に口を出さないでくれ」と邪険にされた...
別の大使経験者は、経済ミッションに随行して東南アジア諸国を訪れた際、最後の夜に現地の要人を招待したパーティーで、ミッションの団長(経営者)から「やっと貴方の出番が来ました。あとはよろしく頼みます」と茶化された...
こうした外務省OBは、仕事への姿勢が孫崎さんや天木氏などとは真逆だったと窺える。全ては自業自得だろう。それまでの生き様━利他心なく、保身のために上にはヘーコラ、下には傲岸不遜を極める「処世術」が全ての生き方━による身から出た錆と見做せる。
そして、日本という国自体が、他の国々から上記「外務省OB」と同様の扱いを受けるフェーズに確実に入ったということだ。これもまた、それまでの外交政策━対米隷属の上に胡坐をかき続け、他国への真摯な対応を放棄した外交━による自業自得に他ならないということだ。
>「驚いた。ちょっとふざけるなという感じだ」とこぼした。
上記ダメ「外務省OB」と同様、日本は今後も露骨にコケにされるに違いない。