世界一段と核兵器使用の危険性増大。①世界の核弾道数増加。露ー5889,米―5244、中国の保有核弾頭数「200発台前半②核合意の後退②露は今年二月新START履行を中止、SIPRI所長「誤解や事故が生まれる危険性が“容認しがたい程に高まっている」
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「核抑止を超えて」-湯川・朝永宣言(1975)
いまから20年前、ラッセルとアインシュタインが宣言を発表し、核時代における戦争の廃絶を呼びかけ、人類の生存が危険にさらされていることを警告した。その宣言の精神に基づいて、私たちは、人類の一員としてすべての人々に、次のことを訴えたいと思う。
広島・長崎から30年、私たちは、核兵器の脅威がますます増大している危険な時代に生きている。今私たちは、一つの岐路に立っている。すなわち、核兵器の開発と拡散がやむことなく行なわれていくか、あるいは、この恐るべき核兵器が絶対に使用されないという確実な保証が人類に与えられるように大きな転換の一歩を踏み出すか、その重大な岐路に立っている。
私たちは、戦争と核兵器の廃絶のために努力を傾けてきた。しかし、それが見るべき成果をあげたとは考えられない。むしろ、その成果の乏しいことに憂いを深めざるをえない。
「ラッセル・アインシュタイン宣言」が発表された当時は、まだ大量の核兵器は存在せず、世界平和の実現のためにその手始めとして熱核兵器の廃絶を行えばよいという考え方が成り立つ時代であった。だが遺憾ながら、その後、私たちは、核軍備競争をくいとめることができなかったばかりでなく、核戦争の危険を除去することもできていない。また種々の国際的な取決めによって、軍備管理という枠組みの中での努力と苦心が積み重ねられたけれども、その成果に見るべきものはない。
したがって、核軍備管理によって問題の解決が可能であるという期待をもつべきではないと、私たちは信ずる。そして核軍縮こそが必要であるという確信を深めざるをえない。というのは、軍備管理の基礎には核抑止による安全保障は成り立ちうるという誤った考え方がある。したがって、もし真の核軍縮の達成を目指すのであれば、私たちは、何よりも第一に核抑止という考え方を捨て、私たちの発想を根本的に転換することが必要である。
もとより私たちは、核・非核を問わず、すべての大量殺戮兵器を廃棄し、また、最終的には通常兵器の全廃を目指して軍備削減を行なうことが極めて重要であると考える。しかしながら私たちは、今日の時点で最も緊急を要する課題は、あらゆる核兵器体系を確実に廃絶することにあると信ずる。
確かに核軍縮は全面完全軍縮を実現するための中間目標にすぎない。しかし、その核軍縮ですら、それに必要な政治的・経済的・社会的条件を満たさない限り、その実現はとうていありえない。
また私たちは、私たちの究極目標は、人類の経済的福祉と社会正義が実現され、さらに、自然環境との調和を保ち、人間が人間らしく生きることのできるような新しい世界秩序を創造することであると考える。
もし核戦争が起これば、破局的な災厄と破壊がもたらされ、そうした新しい世界を創ることは不可能となるばかりでなく、史上前例のないほどに人間生活が破壊されるであろう。このように見れば、核兵器を戦争や恫喝の手段にすることは、人類に対する最大の犯罪であるといわざるをえない。このように核兵器の重大な脅威が存在する以上、私たちは、一日も早く、核軍縮を実現するために努力しなければならない。
私たちは、全世界の人々、特に科学者と技術者に向かって、時間を逸することなく、私たちと共に、道を進まれんことを訴える。さらに私たちは、核軍縮の第一歩として、各国政府が核兵器の使用と、核兵器による威嚇を永久かつ無条件に放棄することを要求する。
1975年9月1日
湯川秀樹
朝永振一郎
宣言署名者
飯島宗一 W・エプシュタイン 小川岩雄
H・オルセン M・カプラン E・E・ガラル
坂本義和 K・スプラマニアム 関寛治
D・ゼンクハース W・C・ダビドン 豊田利幸
H・A・トルホック 西川潤 野上茂吉郎
B・T・フェルト R・A・フォーク P・ブラウ
M・マフーズ O・モーレ F・ヤノホ
山田英二 H・ヨーク C・W・ラスジェンス
J・ロートブラット 渡部経彦
(ID:19005377)
>>11
確かに賢人たちの宣言は素晴らしい。だけど、もう一つ広島の市民と長崎の市民による米国に対する断罪が加われば、大きなうねりとなると思うのですが、残念ながら断罪がなされてないのです。
残念ながら、中露の核が米国の核使用を抑止するということに我々は期待するしかないと思います。
(ID:18471112)
RT 13 Jun, 2023
「ためらいはない」-ベラルーシ、核兵器使用の条件挙げる
https://www.rt.com/russia/577952-lukashenko-russian-nuclear-weapons/
ミンスクはロシアに核兵器の共有を求めたが、攻撃された場合のみ使用に同意するとルカシェンコ大統領は述べた-
ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領は、ロシアが抑止力としてベラルーシに戦術核兵器の一部を保管するよう「友好的な要請」を行ったと述べた。自国が攻撃された場合、躊躇なく使用することを明言した。
「あれは私の要求だ。ロシアが私に押し付けたのではない」と、ベラルーシの指導者は火曜日、国営メディアが引用したように述べた。「核保有国と戦争した人はいないし、私たちと戦争して欲しいとも思っていない。そのような脅威があるのだろうか?そうだ。私はこの脅威に対抗しなければならない」
モスクワは3月、ベラルーシに核兵器を設置する決定を発表した。これは、米国が数十年来、核兵器の一部をトルコやベルギー、イタリアといった非核保有国に置いているのと変わらないと主張した。米国とその同盟国は、このロシアの立場に異議を唱え、ロシアは無謀であり、核の脅迫に頼っていると非難している。
ロシアのプーチン大統領は今月初め、ルカシェンコとの会談でこの取り決めに触れ、ベラルーシ国内のインフラ整備が最終段階に入ったと述べている。7月7日か8日に完了する可能性があるとプーチンは述べ、当初の予想より1週間ほど遅れることを明らかにした。
ルカシェンコは火曜日、メディアに対し、兵器が使用される唯一の根拠はベラルーシへの攻撃であると語った。
「現代において、このような兵器を使用する決断をしなければならないことは、神に禁じられたことだ。しかし、我々に対する侵略があれば、躊躇することはないだろう」と語った。
ミンスクは、ベラルーシと国境を接するNATO加盟国、特にポーランドが、攻撃の準備を示す可能性のある位置に過剰な数の軍隊を維持していると非難している。また、ウクライナがベラルーシ国境付近で何度か挑発行為を行ったと非難している。
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バイデン米大統領が「ノルドストリームを爆破することができる、そしてするといい、現実に爆破が起こった」:こうなると「神に禁じられたこと」もやらざるを得ない、相手は「問答無用で地球を侵攻する火星人」だからだ━そう考える国が出てくるのも抑えようがない。この「火星人」連中こそ、毒ワクチンで世界規模の大量虐殺を実行中でもあるDSに他ならない。