「脱炭素」の過程での「脱原発」エネルギー政策の欠陥が、一時的に天然ガスに依存する政策の甘さであり深刻なエネルギー不足をもたらしている。

２０１４年のクリミヤ併合時、ロシアはエネルギーを政治的武器にしなかった。ウクライナ危機は、EUのその予断の甘さに対して厳しい反撃を喰らわしたということなのでしょう。ドイツはロシアの天然ガスに強い執着を持っている。脱炭素迄の過渡的なエネルギーとして天然ガスを選択した国内の政治状況が影響している。

先日ドイツはカナダから天然ガスの供給を受けることで合意したようであるが、他のEU諸国もロシア以外の供給先を求めて苦労を重ねていくのでしょう。乗り切っていくしかないが、賢明なEUの人々は乗り切っていくのでしょう。一方ロシアのエネルギー政策の将来を見たとき、この戦争が長引けば、供給先が大きく変わっていくのでしょう。

日本は他人事でなく、食料と同じようにエネルギーの脱炭素社会での選択は「原発」を放棄することなく組み合わせて対応していくことが教訓として求められているのでしょう。

中国の干ばつを見ていると、ダムが８万５千箇所あり、水利用の政策が水脈に応じた循環的なサイクルで考えているか疑問が多い。三峡ダムのように巨大なものもあり、ダムを破壊するような地震対策なども講じられているか不安な点がある。決壊した場合、大きな都市が水没してしまうのでしょう。中国に難民がでたら、ウクライナの比ではない。

RT 31 Aug, 2022

独大臣、「有権者がどう思おうと」ウクライナを支援することを誓う
https://www.rt.com/news/561934-baerbock-ukraine-voters-sanctions/

アナレナ・バーボック氏は、キエフを支援することは冬の騒乱を予想するよりも重要であると述べている－

ドイツ国民がエネルギー価格の問題で街頭に繰り出そうとも、ベルリンは対ロシア制裁を維持することでウクライナを支援しなければならないと、アナレーナ・バールボック外相は水曜日にプラハで開かれた会議で述べた。

ドイツ閣僚の多くがベルリン郊外のメーゼベルク城で保養している間、バールボック氏はNGOフォーラム2000が主催する「民主主義の明確かつ現在の危険：我々はどう対応するか」と題する会議のためにプラハに滞在していたのだ。

「ウクライナの人たちに『私達は貴方達の味方です、貴方達が私達を必要とする限り』と約束したのなら、私はそれを実現したいのです。ドイツの有権者がどう思おうと、ウクライナの人々に届けたいのです」と、バールボック氏はある場面で語った。

「ウクライナが私を必要とする限り、これは続くとはっきり言わなければならない」と彼女は言い、EUの対ロシア禁輸措置に言及した。

「私たちは今、民主的な政治家として問われる冬の時代を迎えています。人々は街頭に出て、『エネルギー代が払えない』と言うでしょう。そして私は、「はい、分かっています、ですから、社会的な措置であなたを助けます」と言うでしょう。でも、『よし、それなら対ロシア制裁をやめよう』とは言いたくない。ウクライナに寄り添い、政治家にとって本当に厳しくなっても、冬の間も制裁を続けるということです」とバールボック氏は締めくくった。

バールボック氏の同僚であるロベルト・ハーベック環境・経済・気候変動相は2日、こうした「社会的措置」には補助金、エネルギーの「市場構造の変更」、電気料金の負担を市民から移す予算、さらに価格上限の可能性が含まれると記者団に述べた。

エネルギー価格の高騰－ウクライナ紛争を理由にハーベックがロシアからのエネルギー輸入を否定したことが一因－は、EU、特にドイツで記録的なインフレを引き起こしている。水曜日にパイプラインのノルドストリーム1が3日間のメンテナンスのために停止したため、スポット市場の天然ガス価格は急騰した。

バールボック氏は水曜日にツァイト誌に発表した意見書の中で、2月24日以前の世界に「戻ることはできない」とし、ドイツとEUはロシアに対して長い経済、制裁、プロパガンダの闘いを展開しなければならないと主張した。

「私たちは現実を直視しなければならない。このロシアは当分の間、ヨーロッパの平和と安全に対する脅威であり続けるだろう」と彼女は書いている。バーボック氏はモスクワが「我々の選挙を弱体化させるためにトロール軍団」を送り込み、石炭、ガス、石油で「パワーゲーム」を行い、緑の党の長年の環境保護政策を国家安全保障の問題として提示し、ヨーロッパの「社会平和」を脅かしていると非難した。

　＊

ドイツのリベラルも こんな短絡思考が主流なのか。日本のリベラル並みに堕ちているのか。

RT 31 Aug, 2022

EU加盟国、ロシアに対する際限のない制裁に反対
https://www.rt.com/news/561885-eu-russia-sanctions-luxembourg/

ルクセンブルク、EU首脳はロシア・ウクライナ紛争の外交的解決策を検討すべきと発言－

ルクセンブルクのジャン・アッセルボーン外相は、2日にプラハで開かれたEU外相会合で、EUはロシアに対して制裁に次ぐ制裁を導入し続けることはできない、と述べた。

アセルボーン外相は、遅かれ早かれEUは外交に戻らなければならないと指摘したが、その時期がまだ来ていないことは認めている。

「私たちは、すでに採択された（制裁措置が）実施されるようにしようとしている。常に制裁、制裁、制裁を繰り返すことはできない。ある時点で、どうすれば外交の道に戻れるかを考える必要がある。今はそのテーブルにないことは承知している」と同大臣は述べた。

さらに、EUは最終的にロシア・ウクライナ紛争を解決する方法を見つけなければならないとし、モスクワに対する制裁がEU自身を傷つけていることを指摘した。ロシアのエネルギー大手ガスプロムがフランスへのガス供給を停止している事実を指摘し、ドイツは「大きな問題」を抱えていると述べた。

火曜日、ロシアのエネルギー大手は、フランスの電力会社Engieが7月のガス納入の代金を全額支払わなかったため、ガス供給を停止した。翌日、ガスプロムはドイツにつながるパイプライン「ノルドストリーム1」を通じてヨーロッパへのガスの流れを、メンテナンスのため3日間停止した。

同大臣の発言は、ポーランド、エストニア、チェコなどのEU諸国が提案していたロシア人の全面的なビザ発給禁止措置について、ルクセンブルクがオーストリア、フランス、ドイツなどの国とともに反対の立場をとっていることを受けてのものだ。

アッセルボーン氏は、このような措置は「欧州に新たな鉄のカーテン」を作ることになると主張し、一般のロシア国民をEUの制裁の対象としてはならないと主張した。「これはプーチンの戦争である、ということは最初から全員の合意事項だった」と述べた。

ロシア国民の渡航制限問題は、プラハ・サミットの主要議題となったが、モスクワはこのような「不合理な」行動はEU加盟国の利益に反すると訴えている。クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は、このような措置に対しては、ロシア国民を保護する形でモスクワが報復すると宣言している。

「ブリュッセルと個々の欧州政府は、反ロシア的な衝動に関して、絶対的なセンスの欠如を繰り返し示してきた」と、ペスコフは火曜日に述べ、EUの反ロシア政策は、自国民を犠牲にして米国を利する傾向があると指摘した。

バイデンのロシアへの経済制裁により西欧諸国は弱体化する。これをきっかけにして世界は新秩序に向けて動き出す。このようなこれからの変化を計算に入れる陰謀はDSのどの部分によるものか定かではないが、国連創設に深く関わったロックフェラー財団ではなかろうかと私は推測している。

この財団を動かし、ニクソン大統領を毛沢東に会わせ中国の経済を成長させたヘンリー・キッシンジャーの動きに私は注目している。来年１００歳になる彼は今年のダボス会議で「ウクライナと台湾に米は手を出すな」と警告を発したが、これは明らかな軍産複合体への挑発で一種の逆張りだと私は見ている。案の定、軍産複合体は憤怒して血圧を上げた。受け身の中露は深く団結し本格的な全面反撃に転じ始めた。

ロックフェラー財団、キッシンジャーの狙いは米を弱体化させ、軍産複合体とCIAとFRBの改定だろう。当然、単なる改定に終わらず、中露米の3極による世界新秩序の構築だ。

フランスのルメール経財相は開戦当時、ロシア経済をガタガタに
してやると言いはなった。

もちろん本当にその気だったのはたしかだ。
経済制裁の核爆弾、SWIFTからのロシア追放をやったのだから。

以前、孫崎さんがイェリツィン大統領は米国が決めたと書いた時
驚いた。
私はそれを知らなかったので。

それではロシアは冷戦終結後、まるで禁治産国家ではないか。
その後米国NAYOがなぜあれほどロシアをなめきった政策を
立て続けに行ったかがよくわかった。

ロシアは何をされてもガスを送り続けた。

それが米国NATOがロシアをかるんじることに輪をかけた。

ロシアが悪い。
そりゃあなめられても仕方ない。

ロシアは東方拡大をしないという約束を破られたという。
なめられれば約束なんてそりゃ破られるよ。

約束を守らせるのはロシアの責任。
ロシアとの約束を破れば厄介なことになるから守ろうと
米国に思わせるのはロシアの責任。
ロシアはそれができなかった。

ロシアは今回容赦なくEU経済をガタガタにすべき。
容赦してはならない。

そんなことをしてもEUはロアの善意に感謝などしない。
ロシアの弱さと理解するだけだから。

>>1
何をおっしゃりたいんでしょうか。脱炭素それとも三峡ダムの地震対策？

貴殿の文章は盛りだくさんでお目目がくらくら致しますが、貴殿を自民党の代弁者だと認定してますので、自民党の批判者としては目を通さないわけには参りません。悪しからず。

それにしても西側の対ロシア制裁はものすごくずさんだ。
ろくなシミュレーションもしていない。
行き当たりばったり、思いつきでロシアにぶつけた。
ロシアの民間機に西側の上空と空港を閉鎖した時にそれは明らか。

同じことをロシアがやったら西側エアラインがどれだけ悲鳴をあげるか。
そんなことは素人でもわかるのに。

勝負は簡単に着く。
ロシアはぺしゃんこだ。
だから深く考えなくてもよい。

どれほどロシアをなめていたか。

2030年までにロシアからのエネルギー輸入を全廃する。
確かそう言っていた。
2029年までロシアは半泣きになってガスを送り続けると。

フランスはロシアのガスを必要としていない、マクロンは
そう言った。

ロシアのガスが流通しなくなれば世界市場のガス価格がどうなるか
予想できないほどの経済音痴が大統領をやっていれば国は滅びる。

プーチンよ、歴史を変えてやれ。

列強を世界の表舞台から退場させてやれ。

日本の国家、国民、企業は極めて健全である。

日本は、エネルギー源以外の物を安く仕入れ、国民に安く供給している。安く供給しながら、企業の内部留保は最高益を更新している。
また、金融緩和で金利の高い国に資金が流れても、外貨保有高が大きくびくともしない。逆に海外投資による利益が日本に還元される。
給与総額も８年間で２割以上増加し、正規雇用者は４７３万人増加している。アベノミクスの効果が出ているのである。

GDPで議論する場合が多いが、日本国、日本人、企業が得ている資産増加は極めて大きい。マスコミの論調に左右されるとおかしなことになるが、日本全体で見れば、国も、国民も企業も所得を増やしていることに注目すべきなのでしょう。日本の独り勝ちの時代が来るとみている。

生活保護とか、病気がちの人とか、ハンディキャップを追った人でない限り、国家、国民、企業ベースで考え、自分の資産が増えないとしたら、自分の生活でムリ、ムダ、ムラがないかどうか見直す中で、所得以上の生活で、質素倹約の精神が足りないと考えるべきかもしれない。生活を振り返ることも必要なのでしょう。

>>12
これは名演説ですね。このような状況を日本がエンジョイ出来るのも中国や北朝鮮に日本が砲撃しないからです。９条のお蔭ですよ。CHANGEさん。

「台湾有事、日本有事」との叫びに貴殿は惹かれていたように受け止めましたが、最近、自民党の諸君も憚れるのか、彼らの口からそのような言葉が発せられなくなっていてほっと一安心しているところです。

平和は日本を富ませる、そういうことでしょうか。

西欧を経済混沌に落とし込むのに成功した米軍産複合体は今度は日本を混沌に落とし込むのを虎視眈々狙ってます。それを察知した中露は東アジアで友邦を招請し軍事訓練を行う予定です。

いつ、１９６０年代に起こったトンキン湾事件と同様の事件が起こるか予断を許すことは出来ません。それをどうインタセプトするか岸田政権の課題だと思いますね。

安いガスと石油は産業の根幹のような気がします。昔はシバ 稲わら 麦わらを燃料に使い、 馬に餌の草をたべさせ農耕や物流や軍事に使っていたようです。
イギリスで蒸気機関が発明されて燃料に石炭を使い、これで蒸気船や蒸気機関車や工場に蒸気機関を動力源に使い、鉄道網が整備されて産業革命を起こしたイギリスが世界帝国を築きました。
アメリカで石油がたくさん採掘されドイツで原動機が発明され、水力発電の交流電源のモーターが開発され、英米が第一次世界大戦で勝利した要因は石油を燃料に原動機で動く戦車でアメリカがイギリスの世界覇権を受け継ぎ、第二次世界大戦でドイツを敗退させ、冷戦終結以降ソ連崩壊させてドルと石油の世界覇権築いてきたと思われます。
石油で動く原動機は蒸気機関より小さく出来て馬と取って代わり、高速鉄道網や道路網を整備すれば、石油の安い調達さえあれば経済成長がドイツ・アメリカと戦後の日本のように約束されるような気がします。中東戦争から勃発した石油ショックは世界の経済低迷をもたらしました、
原発は事故のリスクや使用済み核燃料が１０万年の管理は必要と負債を次世代へ残す発電であるし、水力発電は場所が限られる、風力発電や太陽光パネル発電は電気の変動に対するコストが大きすぎてガスや石油や石炭発電の代替品にまだなっていません。
なしさんが語られることは的を得ていると思われます。

安いガスと石油は産業の根幹と思われます。安いガスはドイツの製造業の競争力の源泉でもあったようです。

>>11
賛同します。

>>13
残念ながら、私の言っていることが理解していただけなかったようです。

原発を放棄したドイツは、中途半端に負担比率の大きい天然ガスに活路を求めて、苦難の道を歩んでいる。

自然資源の「水力発電」が安全かといえば、中国のように、水の有効利用＝循環性を計画的に進めていかないと、８万５千かしょのダムが住民の生活の安心安全を奪うことになる。三峡ダムが地震で決壊することになれば、下方の大都市が水没し多くの人が死ぬことになる。原発と同じように対策がなければ原発より怖いエネルギー資源といえる。

日本は政策作成能力がなく、スキャンダルしか議題にできない野党がいても優秀な自民党が国家、国民、企業のために仕事をされている。ドイツと違い、原発は再稼働し、小型原発など排除せずエネルギー問題に取り組んでいる。

このように柔軟に物事を考える自民党を国民が選択するから、GDP以上に大切な資産を国家、国民、企業が積み上げています。大きさが大切でなくバランスシートで判断する国民性のたまものでしょう。日本人に生まれて感謝したい。

>>16
ありがとうございます。

TWTR：日経「首相、支持低下が迫った対応。旧統一教会と”関係断つ”」 ━違うだろう。権力者なら、真っ先にやるべきは、反社、反モラルが明確な北朝鮮由来のカルト、統一教会を とっとと日本から締め出すことだ。プーチンによって統一教会を締め出したロシアとの違いは何か。結局は主権を行使できる国か否かである。日本は統一教会の後ろ盾、DSにビビリっ放しということだ。

TWTR：外国人社長は将来有望な研究開発をを次々カットした．．．業績が良いように見えて、自分への報酬も増える。彼らに長期で発展という気持ちはない━まさに「今だけ、カネだけ、自分だけ」だが、何故 日本政府はこの「売国」状況を放置したのか。米国はマイノリティのユダヤ系に牛耳られている。同様に日本はマイノリティの朝鮮半島系（統一教会、S学会）に牛耳られて久しいことが明るみになった。彼等は日本の富を他所へ差し出すことに何の躊躇いもないだろう。統一教会の「教え」がそうだから というより、実際、戦前から続く朝鮮半島系の人々に対する日本政府／日本人の振る舞いを考えれば、彼らが「やっと恨みを晴らせる時が来た」と思うのも止む無しだろう。天木直人氏メルマガで知った「浮島丸事件」一つとっても その感が強まるが、マイノリティによる こんなバカげた日本支配を終わらせるには、日本人が自ら、ドイツがそうしたように上記「振る舞い」を清算して一から出直すしかあるまい。

>>17
貴殿の１２の文章を誉めているのですが、私に褒められるのは嫌いですか。

尚、折角ですから二言。

貴殿はドイツの苦難を「ざまミロ」的に観てますが、ドイツは英米と決別し、独自の道を歩むでしょう。英米は横暴に過ぎます。

原発を貴殿は大好きみたいですが、日本の原発は地震に耐えないことが福島で実証されてます。なのに地震への対策がなされてません。若狭湾の原発が地震で壊れれば、琵琶湖は汚染され、近畿は全滅です。そういうのは貴殿の頭にはやっぱりないんでしょうね。

なにが腹立たしいいかと言って、ロシアからのガス供給停止に
対してEU側のコメントに、それをするロシアを非難するコメントが
多いからだ。

とても心外だ。
そんなことをされるいわれはないと言わんばかり。

バカかお前たちは。
ロシアがそれをしないならロシアがバカ。

お前たちは契約も法律も契約審議もすべて無視してロシアを
痛めつけることはすべてやっているのに。

ロシアは、我々がロシアを制裁するため、ロシアからのエネルギー輸入を
もうやめるとするまではこれまで通りに忠実に供給しなくてはならない、とは。

ロシアよ、君たちはこれほどなめられていたのだ。
NATOのベオグラード爆撃のときにガスを止めるべきだった。
立場が逆なら当然やられた。

それをばNておけばATOの東方拡大はなかったかもしれない。

この世界はなめられたらおしまい。
そしてロシアはなめられ続けてきた。

>>22
確かにそうですね。

>>23
「中国」だって米国NATOから相当になめられていますよ。
長年にわたって世界が穏便なまま発展したいと考えて米国に
へつらい続けてきましたから。

その弱腰をを見透かされて攻撃され続けています。
フォンデアライエンにまでロシアを助けたらただではおかんと
脅されました。
ペロシの訪台はこれまでの米国のご機嫌伺いのつけです。

今頃強烈な言葉で牽制しても米国からは中国は米国とことを構える
度胸はないと見透かされています。