8月の各社世論調査が出ている。この中明確な点。
・政権運営、存続の「危険水域」といわれる30%霧が幾つか発生。特に比較的政権よりの報道をするNHKが29%としているのが注目される。
・菅首相は東京五輪が開始されれば、五輪反対(今夏の開催に6割が反対)も五輪支持に回り、それが政権支持につながり、これを踏まえ9月解散と考えていた。「五輪反対(今夏の開催に6割が反対)も五輪支持に回り」との読みはある意味あたっていた。
・しかし、コロナの拡散で事態は一気に変わった。
 これは五輪開催と無関係ではない。
 コロナ対応では、①ワクチンの接種と②人的接触の抑制が必要であるが、五輪の開催で、国民のかなりの割合で、人的接触を抑制することに消極的であった。
・ワクチンは必ずしも拡散防止に万能ではない。かつ、お盆休みで人的流れは拡大する。
 五輪ムードも霧散する。一段の支持率低下が想定される。
 世論調査
A-1 内閣支持率
機関