孫崎享のつぶやき

基軸通貨ドルと距離を置く動きが強まっている。世界の外貨準備のドル比率はピークの87%から59%に。物の輸出入ではこの50年で米国は13%から11%に低下し、中国は1%から13%に。問題は米国自身。コロナ下で財政赤字は史上最悪の3兆ドル、

2021/08/03 07:50 投稿

コメント:15

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1:全世界における米国GDP比率は通常、次のようにみられている。
                          1991   2001      2011      2016      2021
         26.5    25.2       24.4       24.3       21.9
 ただし、購買力平価ベースでみると低く、一位は中国で       $22,526,502,000,000 
 2019年推定.)、米国$20,524,945,000,000 201年推定)である(資料:CIA)。
2:. 世界の貿易額ランキングチャートというのをみると、
         中国   4,622,443 百万US$
     アメリカ 4,278,371
      ドイツ   2,846,370
3;こうした中で、次第に外貨準備でドル離れの動きが進みつつある。8月3日日経は、「通貨

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コメント

>>12 追記
中国で生産すると、日本のGDPに反映するわけでなく、利益が日本に還元できず、中国で再投資しなければならず、日本人の雇用に寄与しない。中国のために企業活動をしているに過ぎない。日本で生産できるものは日本に戻すということは、雇用面から見てもプラスになり、必要なことと考えています。

No.13 40ヶ月前

「問題は米国自身にある」とおっしゃりつつ、問題の内容として米国経済の数字をあげておられる。しかし、ロシアの政府系ファンドの動向や、中国の外貨準備とイラン産原油輸入の人民元建て化といったものは、もろに政治的なのであり、直接的に米国経済と関連付けるのは無理がある。

「世界の外貨準備のドル比率はピークの87%(1970年代)から59%になった」というのも、するっと読めばずいぶん減ったとおもうが、比較が1970年代であれば、むしろ当然といえ、現在の米国経済と直接結びつけるのはやはり無理がある。

孫崎さんの分析が総体として間違っていると言っているのではない。そうではなく、中国がのしてきているという分析を読めば、批判的思考なく、なんとなくそっちになびく傾向のことを言っているのだ。それは、米国がのしてきているときは、なんとなくそっちになびくのと何も変わらない。

前回、三島由紀夫の死に近い時期の文章を掲載してくれた方がいた。あらためて読み返しつつ、三島自身は、米国を強く意識しつつも、あくまでも日本人の主体的な態度を問題にしていたことを再確認した。それは、1970年にあっては、反米自称サヨクの立場と
似て見えたかもしれないが、実はまったく異なっていたことが、明らかであろう。

No.14 40ヶ月前

日本のデフレを日本の高齢者は楽しんでいる。

ウイグル人は中国の核実験で多数が被ばくして原爆症になった。それどころか、現在でもウイグル人強制収容施設がつくられたその近くには中国の核兵器基地がつくられて、米国からの核兵器基地攻撃に対する「人間の盾」に使われているといわれている。そのウイグル人の強制労働で安く作った新疆綿は、ユニクロ等の製品の材料になっているが、日本の高齢者のデフレ生活の一環になっているのではないか。

そんな安物衣料品は買わないというかもしれない。では太陽光パネルはどうか。日本の高齢者のエコな生活にかかせない安い太陽光パネルの部材はだいたいウイグル人の強制労働でつくられていたのである。

最近、デフレ生活を楽しむ日本の高齢者の一部が編み出した理論が、「他国の国内のことには干渉しない」である。中国自身がそういっていることから学んだのかもしれない。そもそもウイグルは本来の中国(漢民族の国)ではないが、そこを無視したとしても、デフレ生活をいとなむ高齢者は、こころが痛まないのか。

そもそも米国がやることには、遠慮なくクチをはさむくせに、なぜ中国のやることにはクチを出さないのか。

日本のデフレ生活高齢者は昔から矛盾に満ちた存在だった。米国の政策による日本の高度成長と消費生活、高い金利、強い日本パスポートなどを存分に享受しつつ、米国を口先だけで批判し、原発のデンキを享受しつつ原発を批判してせいぜいデモの頭数になり、若年女性が自殺数を増やしてまで高齢者がチャイナ肺炎下で大切にされたのを、まるで当然のように感じている。

デフレ下では日本の労働者の賃金があがらない問題はじめ様々な問題があるが、もっとも問題なのは、日本の企業や土地や水やらが外資(中国系はその大きな一部である)に買いたたかれることだ。日本が経済成長の頂点で米国の土地や会社を買いたたいたとき、米国にはそれをいずれ取り戻す策略があった。しかし核兵器どころかまともな軍も持たない日本にそんなちからはない。

買いたたかれたその先におこることには、デフレ生活高齢者には、もう関係ないのであろう。

No.16 40ヶ月前
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