私は比較的多く、画集を買う。展覧会で絵を見ても一瞬である。多分画家の伝えたかったことのほとんどが吸収できていない。それで画集を買ってゆっくり眺める。2017年には『香月泰男 凍土の断層』を買った。シベリアでの抑留生活がテーマである。叔父がシベリアで抑留されていた。シベリアを訪れたこともある。ウズベキスタンに勤務した時には、抑留者の墓地も訪れた。シベリアでの抑留は私の意識の中ではそう遠い存在ではない。
戦争を描いたものには様々な名画がある。香月泰男氏の絵画「シベリア・シリーズ」全57点は日本絵画の傑作であろう。
香月泰男氏は1943年招集され、1947年帰国までの時期を描いている。召集され満州に送られ、敗戦を迎えてソ連軍の捕虜になり、帰国するまでの間を描いているが、戦闘の場面はない。本人自身、銃を持ち戦っていない。しかし戦争に巻き込まれ、翻弄されている。シベリアでは疲労と栄養失調で多くの
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多くの人は前回大統領選挙で、敗北したトランプの政治生命は終了とみているが、事実はむしろ逆。共和党支持者の支持を継続(敗北後の世論調査でトランプが2024年選挙に出れば共和党支持者の7割は投票)、6月26日オハイオ州で退任後初の支持者集会開く
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今日対中輸出は対米輸出より多い。対中輸出大きい企業。トヨタ自動車、ソニーG、ファーストリテイリング、東京エレクトロン、日本電産、ダイキン、村田製作所、ファナック、SMC、資生堂、コマツ、ユニ・チャーム、TDK、東レ、住友化学、オムロン、日東電工、TOTO、良品計画等。
コメント
香月泰男氏から「非戦」が他の全ての価値を超越することを我々は学ばねばなりません。
五味川純平氏は「人間の条件」で梶の苦悩を詳細に描き、「非戦」を訴えてます。
人間性を全面的に否定する戦争を視野に入れている自民党が、明治生まれの諸先輩の警告を無視して、独裁体制を布いているのです。
日本人は大いに反省せねばなりません。今のままだと間違いなくとんでもないことが起こります。
シベリア抑留から生き残った画家—香月泰男 https://www.nippon.com/ja/features/c03303/#.YNlPZihXHqY.twitter
わたしは山口県立美術館に何度か行って、作品実物も何度か見たことがある。美術館に行ったというよりは、温泉に行ったのだが。
スターリンの犯罪としてシベリア抑留を論じたとき、わたしは、香月泰男や石原吉郎の名前もこの書き込み欄で出したことがあるという記憶があるけれど、なにも反応はなかったと覚えている。
今回孫崎さんは、立花隆が亡くなったというところから、香月泰男に連想が行ったのだろうと想像する。
香月泰男の普遍に達した世界は、それはそれで重要だが、一方で、スターリンを厳しく批判するなどは、まだまだ時代の限界だったのだろうかなどともおもう。
(ID:18367902)
香月康男氏に対する孫崎さんの問いは最後の行に集約されているのでしょうか。
「香月康男にとって戦争とは何であったか」「兵にとって戦争とは郷愁との戦いである」「日常を奪える正義に何があるか」「彼は集合体、それは右も左も、の欺瞞性に気付いている。」
理性的に判断する「イデオロギー・思想信条」を重視する人であるより、日常生活に密着した「心情風景」を「陽と陰」を使い分けて日本人の心を描いた画家のような気がしてならない。
「厨房の画家」といわれた時代は詩情豊かな美しい絵画であったが、黒と黄土色を基調とした作風になっている「シベリアシリーズ」を一挙に発表した。完成作に関連素描があり、イメージから忠実に絵画化した経緯が分かる。
シベリアシリーズは死ぬ前には年に一枚しか描いていない。
シベリアは日本にか帰還してからは忘れようとしていたが、生活の中で、シベリアに直結することが起きると、心に忍び込み、かかざるを得ない心境になられたのではないか。
戦争は一時期の心の傷であり、戦争と直結してみたくない。日本人の心がくみ取れる画家で親近感が深い。