トランプ氏に対する弾劾裁判は不思議な裁判である。トランプはすでに大統領職を離れている。職を離れた人物に何故弾劾しようとするのか。それはトランプ氏が依然政治的に影響力を持ち、弾劾を行うことで、彼の政治生命を絶つことを望んだと言える。さらに、共和党内にもトランプの影響力を削ぎたいと望む人々も存在し、現に今回7名が弾劾を支持した。
だが今日米国には共和党内に根強いトランプ支持者がいる。
今回の弾劾を巡る動きで、共和党支持者 の85%が弾劾を行うべきでないとしている。さらに共和党支持の傾向にある者に対し、「共和党の指導者達はトランプの指導に従うべきか、別の方向を模索すべきか]との問いで、トランプに従うべきとするのが57%にも上っている。
バイデン政権の動静いかんによっては、トランプが再び米国政治の前面に出てくる可能性がある。
A-1:事実関係1「トランプ前大統領に無罪 共和造反7人、3分の2達せず―
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『朝鮮戦争の正体』への伊藤一彦氏書評。警察予備隊創設は「朝鮮戦争で米軍がいなくなった空白の防衛を埋めるため」(吉田首相の説明)とされているが、著者は「朝鮮戦争に参加させる体制をつくることが目的」とする。法律でなく、政令で→日本の民主主義の崩壊」
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尖閣諸島の問題をどう考えるか:領有権を日本・中国・台湾が主張。この中米国はどの国の立場を取らないの立場を表明。他方管轄権は日本。この処理が田中・周恩来会談。さらに日中漁業協定で補強。もし日本が棚上げ合意がない立場を取れば中国は管轄を主張する。
コメント
>>10
尖閣は俺のものだ、とはじめに言ったのは台湾なのですから、
「中国」の領有権主張も尖閣は台湾の一部だという論理です
から、日本の右派勢力が恨むべきはまず台湾なのですが。
蔡英文が、台湾のものだと言ったのは間違いだった、尖閣は
日本のものだと言わない限り恨むべきは本当は台湾なのですが
右派の台湾好きは長年の宿痾のようです。
日本の周辺には友達がまったくいませんから遠いトルコあたりを
無理やり友達にしているのが右派なのですがやっぱり台湾に
心情回帰するようです。
安倍が台湾との漁業協定で台湾の尖閣での漁に
破格の厚遇を与えて沖縄の漁師を怒らせましたが
その代わりに台湾は尖閣の領有を放棄はしないが
声高に言うこともなくなりました。
同じことを「中国」にもできませんかね。
資源が出なければ中国も尖閣なんかにほんとは興味はないでしょう。
台湾と違って、中国が相手だと右派は猛反発するかな。
日本人は今次大統領選で、長期にわたり、リアルタイムに、DSを体験した。多くの日本人がリアルタイムに大勢でこまかな情報の意味を議論し、各人が考察した。これは画期的なことであり、結果として多くの日本人が現時点でのDSについて、共通の理解をもったであろう。
その結果得られた「共通理解」とは次の二点に集約されるだろう。
その1。トランプに投票した数千万人のなかで、一定程度以上政治的主張のある人々は、たいてい反DSであろうということ。日本の単純な反米親中派が「米国の」犯罪として好んで例に出すウクライナ問題は、「米国の」犯罪というよりは、「DSやそれと結びついた米国政治家」の犯罪であり(※1)、反DSなトランプ支持者たちは、それを批難するであろうということ。。
その2。DS陣営のなかに、隠れようもなく中共の姿がみえ、中共もDSの垢にまみれていること。バイデンは中共とズブズブだし、選挙不正の中心的存在であったドミニオン社は中共と深い関係があるなど、数え上げればきりがない(※2)。
つまり「共通理解」とは、要するに、「米国=DS」ではなく、一方、中国はDSと深い関係があるということだ。
わたしは、「トランプはとくに支持しないが、トランプを支持している人々とは連帯すべきだとおもう」「米国を百万回批難しようとも中国が良い国だということにはならない」とここで述べてきたが、「共通理解」の方向は、わたしのこの年来の主張の方向と同様である。
一方、単純な反米親中派の「「米国=DS」であり、中国はDSから無垢である」という主張はますます論拠を失ってゆくだろう。
※1 ただし、ウクライナ問題についてはロシアもまた悪辣なことには注意が必要だ。
※2 といっても、中共とDSの関係も、単純ではない。そもそもDS自体が別に一枚岩ではない。ただ、はやくとも数十年後以降「one world」が実現し、しかもそのとき中共が世界一の経済大国であるなら、いずれDSの本拠地は中国国内にあることだろう。そのとき、「one world」の「国歌」は「imagine」がふさわしい。
(ID:117221150)
今回の選挙は史上最高の得票数を記録した。見方によっては米国が両陣営の対立を深めるほど活気ある選挙が展開されたとみるべきでしょう。喜ぶべきであり、記録から見れば、両者とも歴史的に見て最高の得票数を引き出した。
バイデン氏は、8001万、トランプ氏は7380万。盛り上がっただけに負けた方は悔しさが倍増したともいえる。選挙をすればどちらかが勝ち、どちらかが負ける。不正をトランプ氏は最後まで訴えていたが、組織的な関与がなければ、違反者を問題にしても本質的勝敗に関係しない。この点は、トランプ氏はフェア精神が欠落していた。
プラス面としては、共和党としては、負けたとはいえ7,380万の票を得たわけであり、トランプ氏への敬意は必要であり、評価したから弾劾を阻止したといえる。
マイナス面としては、トランプ支持者はともかくとして、共和党の支持者も議会侵入しての傍若無人の破壊行為は全面的に支持できるものではない。7名ほどの造反者というか、破壊行為を支持しない人が出たのは、米国の民主主義が正常に働いているといえる。
トランプ氏が打ち出した白人一国主義は中国の漢民族主義と共通する部分があり、民主党の経済政策と、貧困対策が米国民に評価されないと、トランプ氏だけでなく、トランプ的発想を持った強力なエセ人物が突然現れてくるかもしれない。民主主義では、中国の共産主義に対抗できないとなれば、自由を制限した国家形態に変質していくのが避けられないのでしょう。力対力の発想は極めて危険であり、米中首脳の責任は極めて重い。