バイデン政権は対中強硬を基本としている。象徴的なのは、大統領の就任式に、台湾の駐米代表にあたる蕭美琴氏が出席、1979年の断交以来初めて。習近平主席の「2期10年」を超えての長期政権は「台湾統一」を重要政策としているので、米国が台湾で強硬政策を取れば、中国は呼応。特に軍事面で台湾に圧力をかけてくる。中国は中国軍機、23日に13機、24日に15機台湾の防空識別圏に2日連続で進入。
 台湾有事の際には、米軍機の出動は沖縄の嘉手納基地。したがって米国は対中包囲網形成の際、日本を入れ込む。日本傍観体制とれない。
A-1 事実関係1「バイデン政権、台湾との関係強化を明言 トランプ氏の対中強硬路線を継承、圧力を非難」(東京、124日)
・バイデン米政権は23日、中国の軍事圧力に対し台湾と関係を強化することを明言。
・米国務省は23日の声明で、中国が台湾に軍事、外交、経済で圧力を続けていると非難。バイデン政権