作家が戦争をどの様に描いているかを見るのは興味がある。戦争で多くの場合、社会現象が一変する。当然作家が取り組んでいいテーマである。
ほとんどの人は読んだことがないと思うが、夏目漱石は日露戦争について、短編『趣味の遺伝』の中で、「陽気のせいで神も気違いになる。「人を屠りて餓えたる犬を救え」と雲の裡より叫ぶ声が、逆しまに日本海を撼かして満洲の果まで響き渡った時、日人と露人ははっと応えて百里に余る一大屠場を朔北の野やに開いた』と書いた。
トルストイは大作『戦争と平和』を書いたのだから、当然、戦争に対する自分の見解を持っている。1904年2月8日日露戦争が開始された後、同年6月27日、英国ロンドンタイムス紙に「日露戦争論」を発表した。
・戦争(日露戦争)はまたも起こってしまった。誰にも無用で無益な困難が再来し、偽り、欺きが横行し、そして人類の愚かさ、残忍さを露呈した。東西を隔てた人々を見るといい。
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日本に何が起こっているか。経済面で知るには植草氏の論評は常に必読。「菅内閣が継承する営利化利権政治」:安倍氏はこれを「成長戦略」。柱は五つ。農業自由化、労働規制撤廃、民営化、特区創設、法人税減税。→大資本利益の極大化。逆らう者は人物破壊工作の対象。
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リベラル系国民強く望んむのは原発全廃。これに対し電力総連(21万人)が反対し、連合は原発ゼロに賛同せず、逆に原発再稼働側に回り野党分裂の主因。今回立憲民主を中心とする新党綱領に原発ゼロ。UAゼンセン、自動車労連、電気労連、JAM、基幹労連支持せず。
コメント
>>6
今日は戦争の話なのに何でマスクなんですか。貴殿はビートたけしが安倍のマスクを「眼帯を口に付けるのか」と茶化したのが気に食わないのですかね。
余計なことだが、折角なので、言っておきますが、中国の技術はハイテックは勿論ですがローテックも凄いみたいですよ。他の国で日本の需要に応じてさっと安く大量にマスクを作れますかな。
感染症の安全保障の観点でものを言うなら、国営工場で「ある一定の国内需要」を賄うことを考えるのが筋じゃないですか。食料自給体制と同じ考えですよ。
読んだことがある漱石作品は「倫敦塔」だけですが、係る短編のご紹介を有難うございます。
青空文庫で さわりだけ のつもりが、止まらず終わりまで読んでしまった次第。
漱石の評価には“夏目漱石と帝国大学━「漱石神話」の生成と発展のメカニズム”等もあるようだが、それはさて置き、読みながら頷くことしきり。例えば-
「予期出来ん咄嗟の働きに分別が出るものなら人間の歴史は無事なものである。」
「人間もその日その日で色々になる。悪人になった翌日は善男に変じ、小人の昼の後に君子の夜がくる。」
「あの男の性格は などと手にとったように吹聴する先生があるが あれは利口の馬鹿と云うもので その日その日の自己を研究する能力さえないから、こんな傍若無人の囈語を吐いて独りで恐悦がるのである。」
また、アポロ11号の月面着陸は全く信じないが、表題の「趣味の遺伝」は信じていい気がする。
> 今、世界中で戦争をする馬鹿を、馬鹿と言えない知識層
伊勢崎賢治氏が かつてTV番組「Qなぜ戦争はなくならないのか」(NHK)で語っていた-
「やはり、我々の仕事って、過去の経験から英知というものを引き出して、それを未来に繋げること、それが我々の使命。そして、紛争予防、戦争予防に その英知が使われなかったら、学問の意味が無いですよね」
伊勢崎氏は「もうかる人がいるから戦争はなくならない」、「無理な民主化も戦争の原因となりうる」とも指摘する一方、
「(戦争へ どんどん向かっていくのは、人の心にある)善とか悪とかよりも、熱狂でしょうね...敵がいると熱狂する。多分、熱狂というのは...本質的なものかな、それを追い求めてしまう...」
これに符合すると思ったのが「アメリカとの つきあい方のイロハ」(「カナダの教訓」)にある一節だ-
「いったん、感情面に火がついたら、もう手のほどこしようもない。知的グループも、危なくて近づけない。こんなときに下手にアメリカの知的グループをプッシュすると、彼らからも思いもかけない感情的反応が返ってくる」
要は、力を持つ驕った者の くだらない感情に煽られた大衆が結局 高い代償を払わされる━それが未来永劫繰返される。
今現在について言うなら(今現在を孫崎さんも意識しているはず)、中国があくまでも戦争する気がなければ、戦争おきないでしょ。ただそれだけのはなし。
米国はろくでもないと百万回聞かされても、その通りですよというしかないとおもうが。
(ID:21835634)
戦争したくてしかたない連中がいるのですね。
戦争でもうかる軍需産業はもちろんの事、そうでは
ない一般庶民でも。
平和に飽いて。
彼らの思い描く戦争は米国型の、自分の国が他国を攻撃し
破壊や殺戮を一方的におこなうが、相手は自国に対して
それはできず市民生活が平穏におくれるというものです。
彼らの好戦性を正当化するために用いられる人物は、
チェンバレン、彼の宥和政策がヒトラーを増長させ,,,
と言う具合です。
まったく都合の良いたとえを引っぱり出すものです。
東条英機の戦争推進策が日本をどこに導いたかは頭に
ないのです。
彼らのメンタリティーにははるかに東条の方が親和性が
高いのに。
困ったものです。