日本は中国の核兵器から、米国の「核の傘」で守られていると一般的には認識されています。しかし「核の傘」など、はじめからありません。
「日本は核の傘によって、ロシアや中国の核兵器から守られている」と言われるのを、私たちはよく耳にします。 ここでいう「核の傘」とはなんなのでしょうか。
もちろん、文字通りの「傘」が日本上空に漂っているわけではありませんし、ロシアや中国が撃ってきた核弾頭ミサイルを撃ち落とすシステムがあるわけでもないのです。日本を攻撃する中距離弾道ミサイルは、秒速二〇〇〇メートルから三〇〇〇メートル、長距離弾道ミサイルにいたっては秒速七〇〇〇メートルの速度で落下してきます。これを撃ち落とすことなど、現実的にありえないのです。
「核の傘」というのは概念です。「核の傘」は次の手順を踏みます。
①特定の紛争で日本が中国に合意しないと、中国は日本に「核兵器を撃つぞ」と威嚇する。
②日本は
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コメント
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横須賀、那覇に中国がミサイルを撃ち込む。米国のみならず日本も直ちに抗議し、真意を確かめる。
中国が「戦争だ」と応答すれば、戦争になる。日米合同で対中戦争が行われる。戦況次第では、核が双方から使用されよう。
しかし、これは核の傘の問題では無い。戦争の問題です。
孫崎さん自身はどのような考えを持っているか探してみると、次のことが分かる。
①1985~1986年ハーバード大学国際問題研究所研究員として、極東軍事戦略の重要性の変遷・日本の新しい役割を発表されている。
②日本の核抑止力として米国の傘の下で核武装すべきという考えを、2010年7月26日、IWJのインタビューに答えている。
自立した独立国日本が米国と離れている以上、中国の脅威を予防し緩和するためには、米国に単純に依存するのは危険であり、あくまでも自前で核武装すべきでしょう。孫崎さんの見解は極めて妥当といえる。最近尖閣諸島日本の海域近辺に侵入する回数が増えている。コソ泥式領海に対する侵入を、何故、コロナで苦しんでいる時繰り返すのか,心理がわからない。尖閣の侵入を繰り返すから、日本人の中国観が悪くなっているのが分かっていながら、侵入を繰り返すのは、極めて悪質といえる。
軍事力が突出している国は疑いもなくアメリカである。アフガン・イラクへの侵攻、シリアへのトマホーク発射などを平然と行うアメリカの軍事的世界制覇を留めているのは、皮肉なことに唯一核の脅威であろう。振り返って東アジアを見ると、中国は北朝鮮を自国の核の傘に入れ、米国・日本と同様な関係を築きたいと思っている。北朝鮮は日本を見て、「中国の傘の下・経済的繁栄・中国のポチ・象徴としてのキム一家」か「核保有国・経済的困窮・キム王国」の選択において、後者を選んだと考えるのが妥当。日本は、何も考えずにアングロサクソンのポチでいることに満足しているが、何かあれば戦略核を半年で持つことが出来るためにプルトニウム保持及び改良のための原発・再処理に固執している。アメリカは、アメリカ本土を攻撃した唯一の国・日本を信用することなく、日本がアメリカに対して謀反を起こそうとすると、沖縄の海兵隊・横田基地を使い謀反を企てた要人殺害、もし自衛隊や警察まで巻き込んだ謀反であれば、首都の制空権制圧及び原子力発電所へのミサイル攻撃(誤発射の説明)で日本壊滅と考えているのではと推察される。今の日本は東アジアの国々にとって反面教師の役割を果たしていると考えられる。
(ID:32175174)
ターナー元CIA長官が発言したのは1986年、すなわち、米ロが対立していた今から34年も前のこと。こんな古い事実を21世紀の2020年に持ち出すなんて全く非常識であり、無意味。
いま、横須賀または那覇にむけて現在唯一の仮想敵国である中国がミサイルを撃ち込むなんてことはあり得ないと思うが、もしそれが現実になったとして、米国がそれに対して米国本土向けの攻撃でないから、無視するというだろうか。現時点では、両地点の近くには米国の主要海外基地があり、米国としてはそれらに対する攻撃により、多数の米国の兵士および民間人が被害を受けることになり、それを米国が看過することはあり得ないと思う。まず、その仮想から議論をたてるべきだろう。