A-1 事実関係「世界で賞賛される「韓国」コロナ対策の凄み、行動制限を課すことなく増加曲線を抑制 The New York Times,2020 3/27(東洋経済掲載)
数字をどう見ても、1つの国が際立っている――韓国だ。 2月下旬と3月上旬、同国における新型コロナウイルスの感染者数は数十から数百人、数千人へと爆発的に増加。2月29日の1日で909人の症例を特定、人口5000万人の同国は打ちのめされる寸前。しかし1週間弱経つと、新たな症例数は半減。4日以内で、再び半減――てその次の日も再び半減。
封鎖政策も行われていない
韓国は22日、ほぼ1カ月の間で最少、わずか64人の新規感染者。他国では感染者数が1日ごとに数千人単位で増加し、医療システムや経済が壊滅的状況に追い込まれている中で、である。イタリアでは毎日数百人の死亡者。韓国は1日当たり8人を超えたことはない。
韓国は大規模なアウ
ここから先は有料になります
ニコニコポイントで購入する
チャンネルに入会して購読する
- この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。
-
トランプ、1月29日「米国への危険は低い」・2月23日「アンダーコントロール下」。だが今感染数104,837、死者数1,711。第四半期GDP10%越減予測。失業330万人。だがトランプ支持49%と大幅増。何故?TVに頻繁に出、頑張る像発出。安倍首相と同じ
-
一覧へ
-
緊急事態宣言:首相、官房長官は4月1日発令は否定。反対側:第一生命経済研究所は東京都で都市封鎖時、1カ月で実質GDP5兆1000億円減、3月中旬「慎重に」73%。 肯定的:医師会幹部「「緊急事態宣言してよい状況」。枝野氏「緊急事態宣言を検討する段階」
コメント
わたしは日本人ですが、「見たくない記事」という読後感はまったく湧きません。
しかし、「これはどのようにつくられた記事だろうか」「これは事実だろうか」という興味が強くわきます。そして調べてみようという思いが湧きます。
1、記事のつくられかた。
ニューヨークタイムズ(以下NYT)の元記事はこれ
https://www.nytimes.com/2020/03/23/world/asia/coronavirus-south-korea-flatten-curve.html?searchResultPosition=1
これをみると、著者には二人あがってますが、主としてChoe Sang-Hunが書いたものですね。記事の最後あたりに、
「Max Fisher reported from New York, and Choe Sang-Hun from Seoul, South Korea.」とありますから。
Choe Sang-Hunというのは、韓国人で、韓国ではかなり有名な記者らしく、わたしも以前から名前は知っていました。
この記事がNYTにのったのが3月23日。
すると、3月24日には、「ニューヨークタイムズ“経済あきらめないでウイルス防いだことは韓国だけ”」(自動翻訳)と題する記事が、ソウル新聞にのりました。
https://www.seoul.co.kr/news/newsView.php?id=20200325023004
これは韓国語で、わたしは韓国語はわかりませんが、ブラウザの自動翻訳機能でだいたいの内容はわかります。
内容はほぼNYTの記事の要約紹介ですが、
以下のような文章が挿入されます(ブラウザの自動翻訳をそのまま掲載)。
「伝染病を正常に無効にしたケースに韓国を挙げ、他の国から学ぶべきであると強調する記事を掲載した」
「どう見てもすべての国の中で韓国が最も目に値すると評価した」
で、今度は3/27の東洋経済にのっているわけですね。東洋経済までは確認しませんでしたが、韓国・朝鮮系の編集部員がいるのか、または外注しているのかと想像しています
(念のためくりかえしますがもちろん想像です)。
話はそれますが、じつは、こういうことを朝日新聞なんかもやります。注意していると、孫崎さんの記事にもときどき引用されます。
ただの想像ですが、NYTには、そういう「枠」があるのかもしれません。
もし本当にそうだとすれば、ある種の韓国人や日本人にとっては、「権威」を利用できてそれぞれの国内的にありがたいのかもしれませんが、NYT内部で権力を持つヒトビトは、アジア人を深く軽蔑しながら爆笑しているだろうとおもいます。
なお、NYTの取材姿勢については、この和歌山県知事のブログも参考になります。たぶん、今回の Choe Sang-Hunも知事への取材にからんでいるとわたしはおもっています。
http://www.nisaka.gr.jp/wp/desire/3027/
2、事実かどうか。
PCR検査については、わたし自身は、「PCR検査は一定のスクリーニングを経た人々に限界を意識しながらやるべきだ」とおもっていますが、世界の趨勢をみても、最終的な結論はまだ出ていないというところでしょう。また、国によって、状況も違うし、その状況も刻刻かわるし、割くことのできるリソースの違いもあるなど、結局のところは、国ごとに、しかもそのときどきに応じて、何をやるか決めていくしかないというのが結論という気もします。日本でも、本日、医師会が「緊急事態宣言」発動を促しているように、もはやクラスター潰しと人々の自発性だけでは感染爆発を防げず、重症者への医療を確保するためにも、より強権的な手段が必要になってきているようです。
そのうえで、ですが、以下のような点を指摘できるとおもいます。
3/30(本日)の朝鮮日報記事
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/03/30/2020033080003.html
によれば、
「新型コロナ感染者が急減しているかのように…青瓦台がグラフを歪曲」しているということです。内容は読めばわかりますので省略しますが、この内容のとおりだとすると、NYTの記事の
「2月29日の1日で909人の症例を特定、人口5000万人の同国は打ちのめされる寸前。しかし1週間弱経つと、新たな症例数は半減。4日以内で、再び半減――てその次の日も再び半減」
という書き方が、嘘とはいえないにしろ、印象操作であることは否めないとおもいます。
また、NYTの記事中には「韓国は中国のように言論や行動に厳しい制限を課すことなく」と書いていますが、
崔碩栄という在日韓国人の次の文章によれば、事態はそう単純ではなさそうです。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/71387
3、まとめとして、わたしの想像も交えてですが、
NYTに書いてあるからと言って、それだけでありがたがるのは、やめたほうが良い。
ある種の韓国人や日本人は、NYTでは、という手法を利用する。そのさいには、「事実そのもの」というよりも、「事実認識」のほうが重要なのだろう。また、そういう「事実認識」が国内的に(いまの場合韓国の国内的に)だれの得になるのか考えてみるのもいいだろう。
という点を述べておきたいとおもいます。
今回の孫崎さん提供の話題とは異なりますが、米国の状況はどう考えても深刻だとおもいます。
米国は第二次大戦で30万人亡くなったそうですが、どうもその人数を超すような気がします。それと同時にリーマンショックどころか、1930年代の大恐慌を超える失業者が一時的にせよ出るかもしれない。そうならないといいですが、なるかもしれない。
わたしは フレデイ タン さんのいうように米国「だけ」が戦争を考えているとはおもいませんが、米国がどこかで大量消尽をともなう戦争への誘惑にかられる可能性はあるとおもいます。
中国の場合は、今の公式数字だけで感染がおさまっているとは信じがたく、習近平しだいで、内戦の可能性が増してくると思いますし、尖閣への侵略の可能性もあるとおもいます。
どうなるにせよ、日本も韓国もチャイナ肺炎そのものだけでなく、ますます困難な時代になると思います。
自分は子供のころ張本選手・金田監督とかプロ野球を見てていたので朝鮮半島出身の方に違和感はありませんでした。
パワー抜群の米国出身選手と渡りあえる人達で同じ東洋人の顔に近心感がありました。
友人知り合いも朝鮮半島出身者の血が混じった人もいて良い奴が多かったですね。
兼韓になったのは異常な韓国の反日状態と世界を席巻した日系エレクトロニクス産業がサムスンなど韓系エレクトロニクス産業に敗退してからでした。学ぶとディバイド・アンド・ルールの結果だと解りました。
日本は公衆衛生の安全保障の危機を迎えています。数日で感染拡大が爆発で遅いかもしれませんが早く韓国にコロナウィルス退治を学ぶべきと思います。ドライブスルー方式のウィルス検査とかかなり優秀なアイディアだと思います。
検査の徹底で正確な情報を掴み今後の方策を探るべきと思います。
日本は、正確な情報をつかまずか、見ようとせず、方策を考えて亡国の危機に二度ほど陥ってしまった過去があるような気がします。
(ID:18367902)
何度、孫崎さんは検査を重視したご投稿をされるのであろうか。
検査をしてもしなくても、80歳以上の高齢者、持病を抱えている人は、死ぬ確率が高いのである。検査をした数が多ければ医療が素晴らしいのではなく、死亡者をいかに少なくするかが、医療の目指す方向と認めるべきでしょう。
韓国の検査数が多いことは素晴らしいことであるが、韓国も油断して大邱の集団感染につながり、文大統領の弾劾要求の署名が進んだ。何でも徹底させないと満足しない国民性から検査数を増やさざるを得なかったのであって、最初から意図したものではない。当初は中国・日本と同じように一定の症状が出た人に検査を実施していた。
検査数に差があるといっても、韓国人口51百万1と日本人口127百万人で考えれば、検査が多いといってえばる必要性などないでしょう。感染する時は、検査しようがしまいが、感染し、死ぬ人は死ぬのです。