孫崎享のつぶやき

感染後死者を出すか出さないかで国が問われる。死者÷感染者の比率。低い国1%以下の国は独0.61%、オーストリア0.71%、加0.96%、1%台にマレーシア、米、韓、日本は3.39%、高い国伊10.19%、イラク9.42%、インドネシア8.73%、イラン7.60%、スペイン7.55%

2020/03/28 07:13 投稿

コメント:5

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コロナ・ウイルスで悲惨の代表例は、中国・武漢とダイヤモンド・プリンセス号であろう。ダイヤモンド・プリンセス号では感染者数は712名、死者は10名である。感染者に対する死者の割合は、1.4%である。これを一つの判断材料として、世界の国々の感染者対死者の比率で死者の比率が多い順に列挙してみる(出典3月27日https://www.realclearpolitics.com/coronavirus/感染者数以上)

国名        死者数    感染者数      死者÷感染者(%)

イタリア      8,215     80,589       10.19%

(イラク       36       382       9.42%

インドネシア     78       893       8.73%

イラン       2,234     29,406       7.60%

スペイン 

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コメント

日本のチャイナ肺炎対策は、「感染者全員が次の感染源になるのではなく、感染者の一部(2割程度?)が次の感染源となってクラスターをつくる」という公衆衛生的観察にもとづいて、クラスター潰しに主眼を置いてきた。
その一方で、「肺炎重症者」をCTスキャン検査を活用しつつ拾い上げ、必要な場合は集中治療におくりこんだ。PCR検査はその方針なかで、限界をさぐりつつ活用されてきた。そうはいっても、この方針がいちおう軌道にのりはじめたのは、たぶん3月にはいってからだという印象をもっている。こうしたことは、まあ、見えない人にはなにも見えない。

しかしここにきて様相がかわってきた。感染の小爆発が起きる勢いだ。早ければ週明け、そうでなくても2週間くらいのあいだには、東京都が緊急事態宣言を出し、そうなれば千葉、埼玉、神奈川も同調するだろう。

注意すべきは、日本の戦略ではこうした小爆発は多地域で、あるいは同地域でも何度かくりかえし、おきる可能性があるということだ。緊急事態宣言により爆発が沈静化しても、緩めればまた爆発しそうになり、再度、再再度・・・の緊急事態宣言がおこなわれ、効果の高いワクチンや治療薬の開発(1年以上あと?)までつづく。長引くほど、経済をどうするかが問題になっていく。

No.3 56ヶ月前

スペイン風邪のころなら、「ことしの風邪では年寄りがたくさん死ぬね。若い人もちらほら死ぬね」という程度であっただろう。経済活動も通常どおりだっただろう。

そういう意味では、この100年でいのちの価値があがったのだ。とくに老人のいのちの価値があがったわけだ。

No.4 56ヶ月前

感染経路不明が多くなっているというが、現在の状況は違っている。

大幅に感染者が増えているのは、院内感染であり、介護施設、障害者施設が一気に多く出ている。多分初期段階を隠蔽していたのでしょう。このような弱いものがいるところは、全員の検査をすべきでしょう。施設、病院などが隠蔽しようとすれば、弱者を切り捨てにつながる。施設、病院などに対する見方を厳しくしなければならない。

No.5 56ヶ月前
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