北方領土に対する私の案。1956年の日ソ共同宣言に基づき平和条約を締結する。その際ロシアは共同宣言に基づき、歯舞色丹を日本に引き渡す。国後・択捉については「サンフランシスコ講和条約、および国連憲章等を基礎に解決する」と合意する。
1:参考:日ソ共同宣言9 日本国及びソヴィエト社会主義共和国連邦は、両国間に正常な外交関係が回復された後、平和条約の締結に関する交渉を継続することに同意する。
ソヴィエト社会主義共和国連邦は、日本国の要望にこたえかつ日本国の利益を考慮して、歯舞群島及び色丹島を日本国に引き渡すことに同意する。ただし、これらの諸島は、日本国とソヴィエト社会主義共和国連邦との間の平和条約が締結された後に現実に引き渡されるものとする。
2:関連記事
東京新聞「北方領土「2島引き渡し」も困難 安倍政権、日ロ長門会談から3年」
安倍政権内で14日までに、北方領土交渉の落としどころとして検討
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12日、川崎市定例市議会本会議で外国にルーツある市民らを標的にしたヘイトスピーチ(憎悪表現)に、全国で初めて刑事罰盛り込んだ差別禁止条例を全会一致で可決・成立。「いくつもの段階を踏んで刑罰に至るのは、表現の自由に配慮」(琉球新報社説)。
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日本と近隣諸国(ロシア・中国・韓国)との間に横たわる領土問題の解決が死活的に重要であり、ロシアとの領土問題が一番大きな可能性がある。孫崎さんの案に全面的に賛成です。
ロシアとの間で一番大きな障害は、米国の影響で軍事施設などを建設することの否定ができないことであり、米国の影響を従属的に受けるのであれば、ロシアは領土問題に手を付けることができない。軍事大国は従属国が何を言っても信用しないのです。
米国の影響をどのように削減するか、日本のことは日本が決められることが必須であり、韓国のように、政府に全権を委任しない国民主権を名実的に獲得することではないか。反対者も多いが、領土問題だけでなく、経済問題も主体的に決めていく道を選択しなければ、ロシアだけでなく中国・韓国の信用も勝ち取れない。米国に従属した中で何度謝罪しても相手国は本心とは理解しない。戦後の敗戦国の地位を払拭できていないのです。払しょくできないといった方が適切かもしれない。何故なら、米国に言われれば簡単に言動を翻す恐れが介在するからです。「憲法改正」は独立国として避けられない道という当たり前のことが実行できないのも、領土問題と同じように日本に仕掛けられた米国の罠との認識が欠かせません。問題解決の道は、「憲法改正」と同じように先の大戦で犯した「戦争を扇動する・先導するリスク」をどのようにしたら回避できるかが問われているのでしょう。過ちは過ちとして認め、未来思考がいつまでもできない状況は打破しなければならない。「憲法護持」・「憲法改正」の呪文はいちどご破算にして、原点に還ってゼロから見つめる必要性がある。