ジョゼフ・ウィルソンが亡くなった。2019年9月27日、69歳である。
2003年3月20日米国がイラク戦争を開始する前、ブッシュ政権は核兵器開発を含め、大量破壊兵器の開発が行われているとして、戦争への動きを固めた。
この中、ジョゼフ・ウィルソンは2003年7月6日付の米『ニューヨーク・タイムズ』紙に「What I Didn't Find in Africa」と題された文章を寄稿し、2002年にアメリカ中央情報局よりイラクがウランをニジェールから買い付けたという疑惑(ニジェール疑惑)の調査でニジェールに派遣されたが、大量破壊兵器は無いとの結論を表明した。これに対して、、7月14日ロバート・ノヴァクにより妻ヴァレリー・プレイムがCIAの工作員であると身分を漏洩された。暴露されれば工作員として勤務できない。更に工作員身辺を洗えば、協力者が暴露さ
ここから先は有料になります
ニコニコポイントで購入する
チャンネルに入会して購読する
- この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。
-
米国大統領選⑦民主党の動向:民主党の候補選出には二つの潮流。一つは金融界、グローバル大企業と連携、バイデンとブーテジェッジ、格差社会の深刻化する中で、全ての米国人が医療、高等教育享受。一時後者勢いあったが攻撃に会い前者勢い増す。ブーテジェッジ注目 。
-
一覧へ
-
英国ガーディアン紙報道「メルケル(独首相)はアウシュビッツ(強制収容所跡)を初めて訪れ“ここでの罪は常にドイツ歴史の一部である”、“我々はここで行われた犯罪を記憶しなければならない”と述べ、記念の維持のために、€60m (£51m)の寄付を約束。」
(ID:18367902)
「報道の自由」と「スパイばらしの罪」ば、どちらが優先するかという問題はあるが、ホワイトハウス政権内部から漏洩した不幸な事件でした。当時は退職後であり、株をデイトレードして遊んでいた時話題になったことを覚えている。少し調べてみた。
ロバート・ノバク(保守系コラムニスト)の情報源は、二つのルートが考えられるのではないか。
Aのルート:当時国務副長官のリチャード・アーミテージからである。ただ、アーミテージが妻の身分を知ったのはリビーの問い合わせに国務次官のグロスマンがまとめたメモを読んでからであったが、このメモには妻が秘密工作員とは書かれていなかった。アーミテージは公表しようとしたが、パトリック・フィッツジェラルドから止められたと述べている。結局リビーが偽証などの罪で起訴され、みずから情報源の一人であることを認めた。
Bのルート:ニューヨークタイムズのジュディミラー記者とタイムマガジンのマシュークーパー記者からである。このルートでは、ホワイトハウスブッシュ大統領主任政治アドバイザイーのカールローブがかかわっていたようである。ミラー記者は証言を拒否して刑務所に入れられている。マシュークーパー記者は証言したが、証言内容は不明である。