孫崎享のつぶやき

デビット・サンガーは元ニューヨーク・タイムズ社支局長。『ジャパン・アズ・ナンバーワン』が書かれた日本経済最盛期に東京支局長。その後日本経済凋落。彼は何を見逃したかを自問。日本の官僚は決められた道を歩む能力はあるが、自ら進むべき地図を書けない。

2019/09/13 08:13 投稿

コメント:5

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日本の官僚には未知領域の地図は描けない。

〈(一九九〇年代)どの本も、日本は二〇一〇年前後には、世界のトップの経済大国たる米国の地位を脅かすことになるだろう、と書いていた。〉

〈私は何を見逃していたのか。答えは簡単だ。日本の官僚は、イノベーションという未知領域の地図を描く術は知らなかった。〉

出典:マッキンゼー・アンド・カンパニー編『日本の未来について話そう』(小学館、二〇一一年中のデービッド・サンガー著『失われた二〇年からの脱出』) 

■解説

デビット・サンガーは一九六〇年生まれのニューヨーク・タイムズ社記者。サンガーは米国人記者にとって最大の栄誉であるピュリッツァー賞を二度受賞した優秀な記者で、一九九二から九四年にかけて、支局長として東京に滞在した。一九九五年には日米自動車交渉における「CIAの盗聴」をスクープしている。

彼は、前掲論評で日本が何故競争力を失ったかを分析している。東京支

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コメント

>>2
完成品が中国、部品が日本、なれば、日本と中国は補完関係にあるですよね?であれば、戦う必要は無いでしょう。違いますか?

米国には産業が無いから、産業分野では競争相手では無いですよね。

あなたの文章は変ですよ。

No.3 63ヶ月前

>>3
追加:部品の開発というのは完成品のメーカーとの共同開発が殆どで、完成品のメーカーとの好関係が決め手となるのです。日本が韓国向けに部品を売っていた日本メーカーは安倍氏の禁輸措置で韓国メーカーとの共同開発が難しくなり将来困って来る筈だと言われています。であるから、仲良くするというのが日本の生きる道ですよ。貴兄は何か周辺に対して偉そうに振る舞う癖がありそうですね。友達を失くしますよ。

No.4 63ヶ月前

>>4
>>3
経済活動は戦いであること否定できません。日本と中国が補完関係にあることは確かですが、中国のコストが高ければ他国の生産にかわっていきます。同じように日本の価格などが高ければ中国は他国に変えていきます。非情ですが、競争で負けたものは市場から排除される。

第一次産業の農業、畜産業、林業、漁業なども産業です。ソフト、サービス業などもあり、製造業に限らない。したがって、日米の貿易交渉があるのです。また、米国への生産移転が強まるのです。

韓国に対して禁輸措置などしていません。グループ1からグループ2になっただけです。

No.5 63ヶ月前
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