日本の政治は今、①安倍政権は如何なる政治問題も世論と好きなことが出来る、②その安倍政権の中枢に、麻生副総理兼財務相、及び二階自民党幹事長がいる、③そしてかつては、平和と国民の党を標榜していた公明党は何があっても自民党に従うという構図があった。
そして、地元利益誘導型の政治家である麻生氏や二階氏は従来地元で圧倒的支持を得るという状況であったが、これが変化している。
今回の地方選挙で、①福岡知事選挙で 麻生氏が強引に主導し、自民党が推薦した武内氏(47)が落選し、小川氏が三選した、②二階氏地元で自民敗北、和歌山 県議選、共産新人が勝利。和歌山県議選の御坊市選挙区(定数1)は、自民現職の中村氏(59)が共産新人の楠本氏に敗れた。中村氏は8期連続県議である。御坊市は自民党の二階幹事長の地元、楠本氏が6193票、中村氏が5946票」⓷公明党は、4人が立候補した大阪市議選の東成区選挙区
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コメント
福岡で自民党主流が敗北した。大阪では鳴り物入りで戦ったが、自民党は敗北した。保守王国和歌山の御坊で共産党が勝利した。実に爽快。日本人も捨てたものではないことを今回の選挙は示した。日本はアベノミックスで欲ボケに狂ってしまったかと私は嘆じていたが、慰められた。
でも日本の政治を担っているのは自民党。昔で言うなら、軍部と同じ。島国の日本人が出来上がった軍部を倒せなかった如く今の日本人が自民党を倒すことは難しい。従って、問題は自民党が何を学んだかにシフトする。今回の選挙は明らかに安倍、麻生、菅、甘利の5人組が崩壊したことを示していると私は思うのだが自民党の諸君はどう思うかな。
願わくば、自民党内に日の丸を高く掲げ堂々と対等に五星紅旗と星条旗に向かって外交を展開する集団の成立を願うのみだ。それがなければ、日本の地獄への衰世は歯止めが効かなくなる。
>>2
維新の大阪における強さをふしぎがっておられますが、
やはりまだ橋下徹の影響が消えてはいないのでしょう。
橋下徹に対する大阪の人々の思いは絶大です。
大阪の地盤沈下はひどく、国内での相対的な地域の重要度は
どんどん下がり続けています。
県民一人当たりの収入でもダントツ一位が東京都なのは当然としても
二位を指定席にしているのは愛知県で大阪府は関西でも一位ではありません。
長期低落自治体です。
様々な経済指標が発表されるたび「あかん、また名古屋に抜かれたわ」
といったさえない話が大阪人の口から出るばかりです。
そこに現れたのが橋下徹。
かれは大阪発のニュースが日本のトップニュースになるという大阪人の
プライドをくすぐることに成功しました。
以前、選挙前に大阪の人に取材したジャーナリストが、どんな政策を
候補者に求めるか聞いたところ、橋下徹の政策とは正反対。
最後にその人に、誰に投票するか尋ねたところなんと橋下徹。
そういうことなのです。
以前、大阪都構想のシングルイッシューでの府民投票で
維新は小差で敗れましたが、橋下の名を書く選挙なら確実に
勝っていたと思います。
(ID:18367902)
孫崎さんのご投稿は,選挙の実態を正しく分析していない。
ご指摘は、自民党、公明党、維新に対するものであって、野党共闘に対する分析が皆無といえる。
本来、選挙に対しては、野党共闘の敗因分析が必要であるが、敗因分析をしないということは、野党共闘が深化しないということであり、参院選に暗雲が漂う。
北海道の知事選は、立憲、国民、共産、自由、社民の野党協力が、なぜ、成功しなかったかの分析が必要である。
自民が勝利した理由は、候補者が、夕張に平成20年東京都から派遣され、23年に夕張市長に当選し、27年再選された。29年3月には、財政再建団体からの脱却に道筋をつけていることである。
根本的に、なんでも自民党と競えばよいというものではない。住民に対して、真摯に向き合った行政をしているかどうかが問題であり、住民本位から、党本位の小さな視点で選挙をする野党の限界が見えたということでしょう。
野党共闘が、住民本位でなければ、野合以外の何物でない。中央と地方では選ぶ基準が違うなどという言い訳を言うようでは、参院選の見通しは、全く暗いといえる。