孫崎享のつぶやき

米国誌「フォーリン・ポリシー」は「ありえないファーウェイの台頭]掲載。5G基準主要なパテント所有者、中ファーウェイ1,529、Fノキア1,397、韓サムスン1,296、中ZTE1,208、米クアルコム787、韓LG744、米インテル550、中国情報通信研究院545、日シャープ468

2019/04/07 08:39 投稿

コメント:11

  • タグ:
  • 登録タグはありません
  • タグ:
  • 登録タグはありません

米国誌「フォーリン・ポリシー」は「ありえないファーウェイの台頭(The Improbable Rise of Huawei)」を掲載。主要論点

・中国の一民間企業が最も重要な技術を支配する事態になったのか。

2009年。スエーデンのTeliasonera が第4世代ワイヤレス・ネットワークを構築し、TeliasoneraHuaweiを選択した。同年、Huaweiはモバイル・電話ネットワーク構築契約を受注した。このネットワークはEricsson Nokiaによって構築されてきた。

Huaweiは廉価で進出したのではなく、突然自己の技術をもち、Ericsson Nokia等確固とした企業を彼らの庭で追いやった。

・10年たたないうちに、中国政府の金融支援をえて、Huawei はテレコムの世界最大企業になり、170カ国での活動で収益を得ている。

Huawei

ここから先は有料になります

ニコニコポイントで購入する

チャンネルに入会して購読する

  • この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

コメント

1776年から米国はフロンテイアを求めてひたすら領土的拡大を進めて来た。そして、現在、中国とロシアを前にして逡巡している。この拡大を可能したのは武器だった。皮肉にも武器的に強くなった中国とロシアに米国は手出しを出来なくなっているのだ。

オバマが何を血迷ったかウクライナをネオナチを使って米属国にしたことで、中国は変わった。ロシアと固い同盟を結んだのだ。こうなると米国は両国を相手に手出しをすることは不可能。そこで嫌がらせをこのファーウエイに因縁を付けて始めた。

電子機器を管理し、スパイ活動を行うことは元々米国の戦争屋が始めたのだ。スノーデンやアサンジが出現して、その全貌が世界に暴露された。日本の内閣は米国の情報機関であるNSAには裸同然。でも、日本のマゾ性からか、抗議の一つもしない。これは余談。

ファーウエイの技術が世界で圧倒的であるということになると米国の戦争屋が疑心暗鬼になることは理解出来る。武器のみならず情報活動でも優位に立ち、米国を支配するのではという恐れだ。「泥棒は他の人間も泥棒に見える」ということだから悪いことばかりしている米国の戦争屋だから、いらいらするんだろう。

しかし、私は、言いたい。現代中国にはファーウエイの技術で世界をスパイし、米国、日本を崩壊させるという原理はありません。植民地主義で固まっている米国のNSAが抱くような他国支配目的は現代中国には毛頭ありません。

考えてごらんなさい。堕落と猥褻が公然と合法的で商品となって流通し、GNPを押し上げている米国や日本を中国の統制下に置くなんてとても無理ですよね。中国人民が堕落や猥褻を好むことは中国の当局もよく知っている。そして、ウオール街の強欲では中国を治めることは出来ないことも中国の当局はよく知っている。そのバランスを取る為だけの人民解放軍なんです。つまり、ウオール街がCIAを使い工作するそのことを阻止するためだけの人民解放軍なんです。ですから、ファーウエイは一時の一世を風靡したソニーみたいなものです。心配要りません。

それでも米国は騒ぐ。そして、日本や英国やフランスやドイツが騒ぐ。もう一度阿片戦争をしたいからに違いないのです。あの時は清朝政府が無能だった。今は違う。米国も日本もフランスも英国もドイツもウオール街の意向に従うのはいい加減にしてもらいたい。

No.9 68ヶ月前

nakaBBさん、なつかしいなあ。

No.10 68ヶ月前

これは要するに米国が安全保障問題と定義している問題であり、したがって米国にとっては妥協はないでしょう。

わたしがこれに関連して以前から注目しているのはロシアの動向です。ロシアがHUAWEIの5Gを、軍事や大規模インフラにまっすぐに採用するようなら、実際にはさほどの危険はないのではないかという気がします。

これについての情報を報道などには期待しているのですが、管見のためか、報道がないのか、最近の情報を知りません。数年前にはHUAWEIがロシアの企業といっしょになにかやってるというようなことはさかんにあったようではあります。

最近、といってもちょっと前ですが、わずかに「豪州政府が国内通信事業者に対して、ファーウェイとZTEの5G向け機器の調達を禁止した。ロシアでも同様の検討がなされているもようで・・・」という記載のされた論文があります。
https://diamond.jp/articles/-/179812

No.12 68ヶ月前
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事

継続入会すると1ヶ月分が無料です。 条件を読む

孫崎享チャンネル

孫崎享チャンネル

月額
¥110  (税込)
このチャンネルの詳細