ジョン ダワー(1938621 - ) は、アメリカ合衆国の歴史学者。マサチューセッツ工科大学名誉教授。専攻は、日本近代史。米国における日本占領研究の第一人者。

 『敗北を抱きしめて』は、終戦直後の日本にスポットを当てる。この作品はピュリツァー賞受賞。

A:事実関係ダワー著

・敗戦国に対する軍事占領は千九百四十五年八月に始まり、六年八カ月後の千九百五十二年4月に終わっている。占領は戦争のほぼ二倍の期間にわたったのである。この占領の期間中日本は国家主権を失っていた。

・占領当初、アメリカ人達は「非軍事化および民主化」という、樹木の根と枝の関係に似た改革プログラムを日本に押しつけた。それは独善的で、全く空想的な、あらゆる意味で傲慢な理想主義の、めったにない実例というべきものであった。それからアメリカ人達は、日本を去る時に方向を逆転させた。日本社会の中で自由主義的傾向が