米朝首脳会談で合意文書が作成されなかった。最終局面で、トランプはア交渉からの離脱(WALK)を宣言した。

会談は、①核兵器製造設備の一段との廃絶を求める米国と、⓶寧辺(ヨンビョン)核施設の廃棄の見返りに、経済制裁の解除を求める北朝鮮の折り合いがつかなかったとして、後者については米側は「北朝鮮は全面解除を求めた」とし、北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相が記者会見を開き、「全面的な制裁解除は要求していない」とトランプ大統領の説明に反論した。北朝鮮の閣僚や官僚が外国メディアに対して会見を開くのは極めて異例のことである。

米朝首脳会談で合意文書が作成されなかった理由を見極めることは、今後の朝鮮半島動向を見る上で、極めて重要である。

米朝首脳会談が行われた時と、ほぼ同時に米国国内では、トランプ米大統領の元顧問弁護士マイケル・コーエン被告が、27日の米下院の公聴会でトランプ氏について証言