A:事実関係「本庶さん、ロイヤルティーを基金へ 若手研究者の支援」(朝日新聞)
ノーベル医学生理学賞の受賞が決まった京都大の本庶佑(ほんじょたすく)特別教授(76)が、若手研究者を支援する基金を京大に設立する意向を示している。朝日新聞の取材に対し、2日明らかにした。ノーベル賞の賞金や、がん治療薬「オプジーボ」の販売で得られた利益の一部を受け取るロイヤルティー(権利使用料)などを投じるという。背景には、国内の基礎研究費が低迷している現状がある。
「若い人が(研究に)人生をかけてよかったなと、思えるような国になることが重要ではないか」。京大の2日の会見で、本庶さんはこう語った。
基礎研究は、科学者が自身の自由な好奇心や発想に基づいて、新たな自然の原理などを見つけようとする研究だ。ただ、その成果を短期間で実用化に結びつけにくく、研究費の獲得は難しくなっていると指摘されている。
コメント
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日本の行政機構が、縦割りになっていて、縦割り組織に利権確保のための族議員が強く結びついている。財務省の最終的判断も、縦割り機構の権益者の発言は無視できず、従来型の比率が適用されるが、弱い行政機構は削減の対象になりかねないし、同じ文部省などの予算も、特別な活動をしなければ、基礎研究より実学が優先される。
自動車とか薬に代表される巨大な税金を納める大企業が、基礎研究に注力する姿勢が出てくるか、また、どのように国家が補助していくかが問われている。国民的には、欧米のように、基礎研究に寄付する人をどのように増やしていくか、税制の見直しも、必要である。寄付した分に対し、一定の割合で、税の控除をすれば増えることは間違いないが、ほかのところも要求してきて収拾のつかなくなるのが日本の姿なのでしょう。
(ID:19005377)
「美しい国、日本」を作るというのは安倍氏たちの国民への掛け声なんですが、彼らがこれまでやってきたことからその内容は「日本を核保有国にして中国を大人しくさせる」が見え見えですね。彼らは防衛予算の増大にこれ努め、兵器の研究を大学に強いているじゃないですか。そういう了見の彼らですから基礎研究者を育てる価値感なんてあり得ようがないのです。
私にとって「美しい国、日本」は日本で育った日本人の研究者が大きな成果を上げて全世界の人類の幸せの為に貢献するということになる訳です。そこには国家と言う概念自体が希薄なんです。アインシュタインはユダヤ人の貧困の出なんですが、飽くなき研究心があったので偉大な科学者になった。
勿論、国からの予算が多くあったに越したことはありません。ですが、基礎研究というのは本人の好奇心と情熱に依存すること大だと思うのです。目先に忙しい自民党と自民党系にそれを望むのは諦めたほうが良いと私は思います。従って、本庶さんみたいな偉大な篤志家が支えて行くしかないように思います。
(ID:21835634)
>>7
右の人って、美しい、という言葉が好きですね。
彼らは自分の好きなものを形容するために、美しいという言葉を使って
論理的な議論を拒否する。
美しい憲法、とかね。
うちのかみさんは世界一の美人だ、と言われれば
それはよかったねというしかない。
囲碁は日本ルールと中国ルールの2種類があり、微妙な差がある。
日本ルールにはかつて大きな欠陥があり、中国ルールでは
それは解決されていた。
それを受けて日本棋院は日本ルールの欠陥の是正を迫られた。
中国ルールと同じにすれば話は早いしその後の混乱もない。
合理性ははっきり中国ルールが優れている。
そのときやはり出現したのは日本棋院の守旧派棋士。
彼の使った言葉は、美しい日本ルール。
当然ながらその先に議論はなく、現在も世界の囲碁ルールは
二本立てのまま。