自民党総裁選で、安倍首相側目立つのは締め付け、強制であり、斎藤農相は「ある安倍応援団の一人に『内閣にいるんだろ。石破氏を応援するなら辞表を書いてからやれ』と圧力を受けた。圧力でなんとかしようという発想、空気がまん延しており、打破したい。何でも自由に言える雰囲気を党全体に行き渡らせなければ、いずれ(有権者に)見放される」と述べる事態を招いている。このことは、安倍支持の低迷の裏返し出もある。それを示す動き。
A:事実関係
安倍首相陣営が総裁選「単独」演説会で業界団体に“動員”要請ファックス(AERA)
9月20日に投開票が行われる自民党総裁選の下馬評は、安倍晋三首相の圧勝と言われるが、その裏で安倍陣営がなりふり構わぬ選挙戦を展開している。
ここに<緊急 安倍晋三候補「東京街頭演説会」のご案内>というタイトルが打たれた、FAXがある。
発送人は、「安倍総裁三選
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オバマ元大統領の指摘は日本にまさに該当。「民主主義の最大の敵は、ホワイトハウスの個人ではない。人々の無関心だ。あなたが政治に飽き、投票日に家にいることが最大の脅威だ」。日本の問題も、安倍首相の問題点を認識し、投票に行かない国民の責任だろう。
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北方領土問題で押さえるべき歴史的背景、ヤルタ会議、ポツダム宣言、サンフランシスコ講和条約(日本国は、千島列島の権利、権原及び請求権を放棄する 首席代表吉田茂は演説し、国後・択捉は南千島と定義)日ソ共同宣言、ダレスの恫喝等
コメント
自民党総裁は、国家の予算規模配分と三権、特に行政府人事権を実質的に握った巨大な権力者といえる。
長年体制の中で仕事をしてきている自民党の議員は、利権政治のただなかで仕事をしようとする限り、自民党総裁の意向は無視できるものではない。総裁の意向を無視するということは、総裁在任中は閑職に置かれ、利権の機会が極めて限られたものになるということでもある。
権力者が権力を乱用しても、経済によって権益が確保できなくなると、権力者から離れていく世の中の現象は変わることがない。孫崎さんのご指摘通り、米中貿易戦争があり、日米貿易戦争も想定内になっており、金融的には、世界が金融緩和から緊縮に向かおうとしている時、相変わらず、日銀は金融緩和継続を決めている。物価が急上昇を取れば、防ぐ方法がなく、お金が海外に飛んでいくことになり、巨大な財政赤字もあり、身動きできなくなるのでしょう。
お金をばら撒けばクレームを言わない利己的大企業は、内部留保は最高を記録し、17年末に417兆円となっており、日銀のお陰で、ぬるま湯の中にある。一方国民が声をあげない限り、企業の内部留保も、国民の預貯金も、国家規模で考えれば、消えてしまうのでしょう。安倍政治は「NO」の声が、湧きおこらなければ、自民党自身が瓦解していくのでしょう。
「憲法改正」の一点で自民党は安倍政治にまとまっているが、ご指摘のように、経済の現状は、安倍政治の終わりを告げているともいえる。
この状況は孫崎先生のご評価の通りですね。
今後の展開ですが、一点だけとても気になることがあるんです。桜を沢山集め、形だけ盛り上げて行くうちに桜が本物の発情状態に進化し、れっきとしたあのナチのような親衛隊になってしまうことだって大いにあり得るのかな、と不安なんです。ちょっとしたきっかけ、例えば、石破派の誰かが脱税とかエロス絡みで特捜が逮捕する、なんてことを起こせば、地方の自民党員、自民党系に激震が走り、安倍一統が自民党を完全支配することになるのです。
私の観察の限りですが、安倍氏は始めにマスコミを支配した。次に司法界、行政を完全に牛耳った。そして今、自民党内の異分子の排除にかかっている。自民党内を完全把握したうえで国民を一定の方向に動員する、そういう段取りを安倍氏が抱いているに違いないのです。
安倍政治を緩めの東条政治と私は言ってきたが、上記のような雰囲気を私が濃厚に嗅ぐからなんです。石破氏たちが本当に国を思うなら、安倍氏たちに排除される前に脱党すべきだと思うのですが。どうもそういう根性が彼らにありそうにないし、やはり、日本は悪い方向(星条旗ファシズム)に向かって突き進んでいくのでしょうか。
> そこには最早、安倍氏に対する熱狂的支持はない。
噴飯笑止、前代未聞の辞任劇で前回首相を辞めたアベである。
返り咲いたところで「熱狂的支持」を得る道理など皆無だったハズだ。
それを「嘘と詭弁」で まんまと国民を騙して支持を得た、あるいは「嘘と詭弁」と勘付きながら、こと権力者には「騙される」選択をする国民性故に支持を得た━それが孫崎さんの見立てであった。
しかし、もっと支配的だったのは やはりカネによる買収だろう。タテ社会の日本ではそれが実に奏功する。
日本は今尚 大小様々なピラミッド構造の組織だらけである。もちろん小ピラミッドは大ピラミッドに組込まれている。
こうした日本を牛耳るには、「大ピラミッド」組織のトップを手懐ければ済む。つまり、大企業等のトップにカネをバラ撒いて買収すれば済む。官僚相手なら人事で釣る。ピラミッド構成員の庶民は いくら「牛耳り方」が気に食わなくとも、生活が懸かっているから「忖度」するしかない...
これは、元を辿れば米国が始めた日本支配の手法だろう。その猿真似を極限までやってきたのがアベということだ。かくしてアベは十分な「支持」を得るに至った。
では、アベが日本を牛耳るためのカネの出処は何処か━我々の税金だ。これでは必然的に庶民は疲弊する。
すると、庶民の税金タンマリ使って大企業買収し続ける中に、いつしかアベの買収資金も底をついて...
> 安倍政権の活力は失せて来た。
というフェーズに入ったのだろう。当たり前だ。何故日本は こんなバカなことを繰返すしか能が無いのか。
前川喜平氏のようなインテグリティの持ち主は、大組織のトップには滅多に就けないこと、ヨコ社会化が一向に実現できないこと━これが大きいと思う。