ドイツ・社会民主党ミュッツェニヒ議員は主として、北朝鮮問題に日本はどう対応するかを取材に来て、私も意見交換をした。夕食を挟んでの意見交換もあったので、ドイツの脱原発についての見解を伺った。同人の発言次の通り。

1:ドイツが完全に脱原発出来た事には、幾つかの要因が重なっている。

 (参考:メルケル首相は原子力擁護派であったが、福島事故後、原子力批判派に変わり、、東日本大震災からわずか4ヵ月後には、原子力発電所を2022年末までに全廃することを法制化した)。

  1. 脱原発は70年代等に原発建設反対に成功した場所もあり、それが地域の政治と密着して、「緑の党」等の多くな政治勢力を構築していた。

  2. チェルノブイリ原発事故で、原発の危険性が認識された。

    (参考:1986年のチェルノブイリ事故で放出された放射性物質は、ドイツ南部を中心に土壌や農産物、野生動物を汚染した。)

  3. ドイツにおいて