さすが、ジャパン・ハンドラーの巣窟でもあるCSISに相応しい寄稿論文。
“抑止力とは何か。シチリアの、マフィアのゴッドファーザーが説明してくれますよ。もし誰かが命令に逆らったり、おとなしくカネを納めなかったら、そいつのカネを取り上げるのではなく、殺してしまう。抑止力があるとは、そういうことだと。米軍・英国軍は、これと同じ理屈にしたがっているのです。彼らはようするに、世界中から怖れられるようになりたい、世界中から、米国・英国はかんたんに実力行使に出る国だと思われたいと望んでいるのです”（N.チョムスキー）
「東アジアでも、周りへの見せしめにモデルケースを作らんといかんな」－そんなところでないか。

「ケーキを持ちつつ食う」というのが北朝鮮のベストの選択肢であるなら、今まででも米国抜きで一定のものは確保できた筈だ。イスラエルが米国を手玉にとって核保有国家として生きているが如くユーラシア大陸で生きていける筈なのだから。

北朝鮮はそのような選択を取っていない。これまでの生き様がそれを証明している。私は「北朝鮮は核を放棄する」と思う。勿論、見返りに「米国、中国、ロシアからの非制裁、非戦、内政不干渉の連帯保証状」を取り付ける。

問題は、それでも、米国と日本の戦争キチガイは賛同しないだろうということだと私は思っている。

「非核化が明示されていない」
こんな批判が日本国内でも聞かれるが、北朝鮮にとって「核」は命綱であり、確実に安全と実感できるまでは、絶対に譲れない「最後の一線」なのである。
米朝平和条約を締結して大使の交換を行い、在韓および在日米軍を撤退させた後に、協議を始められる事項だ。
米国が、それを拙速に求めたら米朝会談はお終いになり、トランプのノーベル賞も、再選の可能性も消えてしまうだろう。

北朝鮮も中国も無条件で、非核化を先に口に出すことがないのは当たり前でしょう。

北朝鮮と中国の目指す非核化は、朝鮮半島の非核化と一体であることが大前提なのでしょう。韓国から米国の核保有排除、迎撃ミサイル排除なくして朝鮮半島の安心安全が得られるわけではない。北朝鮮が米軍基地を否定しなくても、軍事力の牙をなくした通常兵器であれば、日本の自衛隊装備と同じようなレベルであり、基地を置く意味はない。

米国と北朝鮮の駆け引きは、中国が韓国に配置されている迎撃ミサイルに極めて神経質になっており、国際的に理解が得られる方式でなければ非難されるのであり、米国にとってもハードな交渉になるのではないか。

それにしても日本の北朝鮮に対する立場は不安である。仮に北朝鮮が期待通りに核の完全放棄を検証可能な方法で実現した場合、ここでも度々話題に上るアメリカの軍産複合体勢力が素直に韓国からの米軍撤退や軍縮などに応じるかと言う問題と共に「戦後の清算」に基づく日本からのn兆円規模の経済支援をどの様な方法でどんなタイムスパンで実施するか、日本経済への影響や政治的なリスク等結構しんどい事になりそうだ。そこで出てくるのがまたもや「拉致問題」の解決である、これは北朝鮮に取ってもネックになるだろう。速やかに全員帰国させる事が出来るか、出来なければ日本の経済支援はどうなるか。そしてそうなった時の国際社会での立場と世界の視線は。となるとこのまますんなりと全てが上手くいくとは期待も出来ないしむしろ長引くことが予想される、そしてその方が望ましいと。ま、一般庶民の心配する事でもないだろうけど、、、

>>2
わたしは北はそんなことはしないと思いますよ。
彼らは口約束や紙切れなどは信じないし、それは正しい。
ソ連も「中国」も北を手ひどく裏切りましたからねえ。
ましてや米国の約束などは何の価値もありません。

もう一つの理由は米国にとっては北の核は日韓に高価な
兵器を売りつける大きなインセンティブになります。
自国にさえとどかなければそれで良い。

核を廃棄したら金王朝の亡国は秒読みに入ります。

韓国はソ連と「中国」が自国と国交を樹立して
米国と日本は北にそれをしないことを大勝利だと
喜んだことと思います。

でもそれが北に核開発を促しました。

外交では100%の勝利は望まない方が良いのです。

もう一つ、わたしは追い詰められているのは
米国だ、とちょっと前に書きましたが、みなさんどうも
そういう理解ではないようです。

制裁が効いて北を交渉に引きずり出したと言ってのける
人がいて驚いてしまいます。

いいですか、交渉をずっと熱望していたのは「北朝鮮」なの
ですよ。
米国はずっとそれに背を向けていた。
オバマは8年間も「北朝鮮」が世界に存在しないふりをしていた。
みなさんその大前提を知らないのでなければ忘れている。

核ミサイルのおかげだとキムジョンウンはご満悦でしょう。

クリントンとブッシュは「北朝鮮」攻撃を真剣に
考えました。

しかし、シミュレーションでの被害予想を見て
震え上がった。

韓国軍50万近く、米軍5万人以上。
1994年はその程度でした。
北はまだ核を持っていなかったので。

先日、米国が正気なら攻撃は絶対ないと書きましたが
狂気ならもちろんわかりませんよ。

わたしは狂気のふりをする戦術と見ますが。
日本と韓国をアジア最貧国に転落させて、キムジョンウンが
ハッタリをかましてなければニューヨークやワシントンも
廃墟になります。
最高にスリリングなギャンブルですね。

つまり、トランプは結局キムジョンウンから
核兵器を持ったままの我々と仲良くするか
険悪にするかの選択を突きつけられるでしょう。

韓国はもちろん仲良くする方を選びます。

>>10
確かになしさんの話は筋が通っていますね。ただ、私もそうですが、北朝鮮も「米国は正気ではない。狂っている」と判断しているのではないでしょうか。そんな狂気と約束事を取り決めることは非常に危険ではありますが、国際世論を味方にして乗り切れると考えているのではないでしょうか。北朝鮮は転んでもシリアみたいに惨めに翻弄されることは無いと確信していると私は推測しています。甘いですかね。

北が報復用の核を持っている、それがゆえに米国から攻撃される。

北が核を廃棄して持っていない、それがゆえに米国から攻撃される。

どちらが起きる蓋然性が高いか、小学生にでもわかります。
キムジョンウンは核を捨てれば自殺です。
そんなバカはしないと思いますよ。

米国はブラディノーズ作戦だなんてことを言ってます。
鼻面を殴りつけて鼻血を出させてやるというわけです。
もしも、北が反撃すれば全面戦争になって北は滅亡するから
反撃しないだろう、というわけです。

反撃しなければ北は終わりです。
ですからそれはありえない。
それから後もずっと鼻面を殴りつけられることを受け入れると
宣言したも同然ですから。

もしも米国が北を攻撃すると決めたのなら徹底的に先制核攻撃を
やって北の住民を皆殺しにするしかありません。
高密度で核ミサイルを数百発を北朝鮮の全土に落とすしかありません。
同時一斉に。

反撃しないだろうなどと希望的観測は許されませんから。
ブラディノーズ作戦に対して、それならこちらもハワイに
限定核攻撃をする、それ以上の攻撃があればニューヨークにする
と言う選択だって北にはあるのです。

ですから、米国は北を攻撃する場合、全面核攻撃で北の住民を
皆殺しにするしかありません。

トランプは狂ってなどいませんよ。
米国最強神話に浸っているだけです。

米国が凄めば他国はひれ伏す。

日中の鉄鋼アルミへの高関税もそうです。

トランプの発言を聞く限り、「中国」が貿易戦争受けて立つ
というのは全く予想してない。
日本に関しては予想どおりとしても。
中国は報復関税をかけるなどと不当な主張をしている、と
泣き言を言っている。

トランプが狂っているのなら中国を武力攻撃するでしょう。

>>14
なるほど、確かに。

これまでの歴史で核保有国は他国に滅ぼされたことは
ありません。

他国に騙されて核をあきらめて滅ぼされたバカな国は
ありますが。

今までの北の核やミサイル発射実験・脅しを巡るアメリカや韓国、中国、ロシア、日本人が知らない本当の国際社会の北への接し方を、日本人の多くは理解していないし無慈悲に北の体制や国民が、アメリカの攻撃により壊滅すれば良いと思っていると思う。当然韓国の滅亡だって歓迎でしょう。無知で無慈悲な多くの日本人は、日本の現政権や国家体制を認め、選挙で自民党政権のいわゆる一党独裁を肯定している。現総理へのあなたたちの批判的論評にもかかわらず、日本の現在までの国体を益々強固に狂信、盲信している。日本人の多くの無慈悲と無知性を、彼等や現国体に反対する僅かな賢明なみなさんと同様に、嘆き悲しみます。