1:北朝鮮への武力行使が論じられている。そして容認する声があちらこちらから聞こえてくる。

だが北朝鮮の反撃をどう位置付けるのか。
(1)
ウィリアム・ペリー元国防長官は、14日インタビューで、氏(90)が「94年のクリントン政権下で「巡航ミサイルを使った寧辺(ヨンビョン)(核施設)破壊の計画があった」と明かした。韓国への米軍増派など複数の計画も検討したが、北朝鮮の反撃による被害を分析し、「外交的解決を模索した」と振り返った。そのうえで、現在の米軍による先制攻撃について、「北はすでに核兵器を持っており被害ははるかに甚大だ。実行可能だとは思えない」と指摘した。
(2)米国外交評議会会長ハースは次の発言をしている。

一九九〇年代初め、米国は軍事使用を考えたが、朝鮮戦争を引き起こす可能性から止めとなった。状況は改善されず、使用すべき軍事力はより大きく、成功の見通しはより不透明となった。(「北朝