トルストイは一八二八年生まれ。一九〇四年六月二十七日英国ロンドンタイムス紙に「日露戦争論」を発表した。『現代文 トルストイの日露戦争論(平成二三年国書刊行社』より。
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戦争はまたも起こってしまった。誰にも無用で無益な困難が再来し、偽り、欺きが横行し、そして人類の愚かさ、残忍さを露呈した。
東西を隔てた人々を見るといい。一方は一切の殺生を禁ずる仏教徒であり、一方は世界中は兄弟であり、愛を大切にするキリスト教徒である。
・貧困で、無知で、社会情勢に暗い日本の農夫が田畑から引き離され、仏教本義を教えられることはなく、偶像に犠牲を強いることを教えられている。一方ロシアのツーラ地方もしくはニジニ・ノブゴロド地方の貧困で無教育な人々がキリスト教の本義はただキリストを礼拝することにあると教えられた。これは普通の人
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原発再稼働にNO,消費税増額にNO,自衛隊の海外での戦闘にNO,この層の責任は重い。自民が大勝し、自民補完勢力「希望の党」とで一気に動く危険がある
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a世論調査動向注目点①安倍首相続投「望まぬ」51%。これは今後どう影響を与得ていくか⓶比例投票先立憲13%、前回調査(3,4日)は7%で僅かの間にほぼ倍増。
コメント
>>12
確かにそうですね。
日露戦争についてトルストイが論評していたのは知りませんでした。知識人に対して手厳しい批判ですね。今でも当たっていますね。大岡昇平の「野火」(映画)を見て、戦場の兵士から見た臨場感が凄く慄然としました。その悲惨さ、怖さ、陰惨さ、人間の厭らしさを嫌と言うほど感じました。戦場ってこんなに汚く厭らしいものなんだろうと感じましたね。
で、なんだかんだ言っても、社会のリーダは知識人です。その知識人が、殺し殺され悪魔的事態が戦争。十二分に知っていながら、先頭に立って引き起こす悪魔の所業が戦争。しかも、戦場の現場には、社会的に無力な若者たちを送り込み、悲惨な目に遭わせる。殆どの知識人は若者を行かせる側で、「傍観者」。今も同じ。
今、危機感をあおりたて、戦争へ駆り立てる人が居ますね!こういう人こそ、悲惨な目に遭わせないといけない。
どこかの議員に、若者を戦場へ駆り立てながら、「私は戦場に行く立場にない。行かない」と宣った輩が居ましたね。
北朝鮮危機は冷静に見れば、米国が何もしなければ何も起こらない。北が米国に届く核ミサイルを開発しても、中ソはもう昔から持っている話。米国にすれば、北朝鮮の核ミサイルが何だ?のレベルでしょう。まして、北朝鮮から米国に核ミサイルをぶっ放すわけがない。金体制どころか国がなくなることはバカでも認識できる話。
北朝鮮の核問題は、むしろ、核の独占体制が崩れ、中東へ核保有が広がることの危惧が大きい。しかし、核問題の解決は核大国が自ら態度をあらためて、ホンネで核軍縮に取り組むしかない。
数千発ずつ核ミサイルをもって実戦配備している核保有国が、率先して相互監視のもと核を減らして、非保有国が核を持たなくとも安心できる方策を探るなかでしか、解決策はない。まして、核で脅したり、核の傘に頼ったり、核そのものに価値を持たせる政治が一番危険。米国が核で北を脅してきた経緯が裏にあるから、ここを改めない限り、北は核開発を止めない。(止められない)と思う。
>>14
確かにロシア連邦と「中国」はもう持っていますよね。
しかも照準を米国の各都市に向けて。
もう1カ国増えるだけのことです。
「北朝鮮」が米国にとどくICBMを持ったら日米安保体制は
終わりだ、と騒いでるやつが結構たくさんいるのは驚きです。
最近、姿を見せない「中学生」もそんなことを言ってました。
北朝鮮が米国を直撃する核ミサイルを持ったら米国は日本を
助けてくれなくなるから、だそうです。
それは中国の核ミサイルの場合はもっと当てはまるのに
それには日米安保が頼りになる、らしいのです。
右翼の頭の構造ときたら...いやはや。
(ID:18367902)
時、場所、条件を超えて平和を求める理念は同じであり、各国が目指さなければならないことである。
現実的問題は、北朝鮮問題であろうか。制裁か対話で議論が伯仲しているときに、17日 TBSニュースは、次のように報道している。
「ロシア サンクトペテルブルクで開催中の国際会議で、ロシアのマトビエンコ上院議長が、韓国と北朝鮮の代表と会って、南北間で直接会談するように促したが、北朝鮮が拒否した」と伝えている。
ロシア連邦上院マサチョフ国際問題委員長は、「北朝鮮が交渉を行う用意がない」との発言を受けて、「責められるべきは北朝鮮であって、韓国ではない」と伝えている。
制裁は種々異論の出るところであるが、対話さえ拒否する。北朝鮮はどのような状況であれば、対話に応じるのであろうか。米国を威嚇できる兵器開発にまい進するのであろうか。米国輸出が15%も増えている中で、中国が本格的制裁強化に入っており、ロシアも追随し始めている中で、対話を拒否して北朝鮮の出口戦略が、武力一辺倒に傾いていないか、心配である。