日露戦争についてトルストイが論評していたのは知りませんでした。知識人に対して手厳しい批判ですね。今でも当たっていますね。大岡昇平の「野火」(映画)を見て、戦場の兵士から見た臨場感が凄く慄然としました。その悲惨さ、怖さ、陰惨さ、人間の厭らしさを嫌と言うほど感じました。戦場ってこんなに汚く厭らしいものなんだろうと感じましたね。 で、なんだかんだ言っても、社会のリーダは知識人です。その知識人が、殺し殺され悪魔的事態が戦争。十二分に知っていながら、先頭に立って引き起こす悪魔の所業が戦争。しかも、戦場の現場には、社会的に無力な若者たちを送り込み、悲惨な目に遭わせる。殆どの知識人は若者を行かせる側で、「傍観者」。今も同じ。 今、危機感をあおりたて、戦争へ駆り立てる人が居ますね!こういう人こそ、悲惨な目に遭わせないといけない。 どこかの議員に、若者を戦場へ駆り立てながら、「私は戦場に行く立場にない。行かない」と宣った輩が居ましたね。 北朝鮮危機は冷静に見れば、米国が何もしなければ何も起こらない。北が米国に届く核ミサイルを開発しても、中ソはもう昔から持っている話。米国にすれば、北朝鮮の核ミサイルが何だ?のレベルでしょう。まして、北朝鮮から米国に核ミサイルをぶっ放すわけがない。金体制どころか国がなくなることはバカでも認識できる話。 北朝鮮の核問題は、むしろ、核の独占体制が崩れ、中東へ核保有が広がることの危惧が大きい。しかし、核問題の解決は核大国が自ら態度をあらためて、ホンネで核軍縮に取り組むしかない。 数千発ずつ核ミサイルをもって実戦配備している核保有国が、率先して相互監視のもと核を減らして、非保有国が核を持たなくとも安心できる方策を探るなかでしか、解決策はない。まして、核で脅したり、核の傘に頼ったり、核そのものに価値を持たせる政治が一番危険。米国が核で北を脅してきた経緯が裏にあるから、ここを改めない限り、北は核開発を止めない。(止められない)と思う。
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孫崎享チャンネル
(ID:34798218)
日露戦争についてトルストイが論評していたのは知りませんでした。知識人に対して手厳しい批判ですね。今でも当たっていますね。大岡昇平の「野火」(映画)を見て、戦場の兵士から見た臨場感が凄く慄然としました。その悲惨さ、怖さ、陰惨さ、人間の厭らしさを嫌と言うほど感じました。戦場ってこんなに汚く厭らしいものなんだろうと感じましたね。
で、なんだかんだ言っても、社会のリーダは知識人です。その知識人が、殺し殺され悪魔的事態が戦争。十二分に知っていながら、先頭に立って引き起こす悪魔の所業が戦争。しかも、戦場の現場には、社会的に無力な若者たちを送り込み、悲惨な目に遭わせる。殆どの知識人は若者を行かせる側で、「傍観者」。今も同じ。
今、危機感をあおりたて、戦争へ駆り立てる人が居ますね!こういう人こそ、悲惨な目に遭わせないといけない。
どこかの議員に、若者を戦場へ駆り立てながら、「私は戦場に行く立場にない。行かない」と宣った輩が居ましたね。
北朝鮮危機は冷静に見れば、米国が何もしなければ何も起こらない。北が米国に届く核ミサイルを開発しても、中ソはもう昔から持っている話。米国にすれば、北朝鮮の核ミサイルが何だ?のレベルでしょう。まして、北朝鮮から米国に核ミサイルをぶっ放すわけがない。金体制どころか国がなくなることはバカでも認識できる話。
北朝鮮の核問題は、むしろ、核の独占体制が崩れ、中東へ核保有が広がることの危惧が大きい。しかし、核問題の解決は核大国が自ら態度をあらためて、ホンネで核軍縮に取り組むしかない。
数千発ずつ核ミサイルをもって実戦配備している核保有国が、率先して相互監視のもと核を減らして、非保有国が核を持たなくとも安心できる方策を探るなかでしか、解決策はない。まして、核で脅したり、核の傘に頼ったり、核そのものに価値を持たせる政治が一番危険。米国が核で北を脅してきた経緯が裏にあるから、ここを改めない限り、北は核開発を止めない。(止められない)と思う。