A:事実関係
31日NHK[米国防総省 “大陸間弾道ミサイル迎撃実験 成功”]
「北朝鮮が核・ミサイル開発を加速させるなか、アメリカ国防総省はアメリカ本土に向かってくるICBM=大陸間弾道ミサイルを迎撃ミサイルで撃ち落とす実験に成功したと発表しました。これに対して北朝鮮は強く反発すると見られ、さらなる弾道ミサイルの発射などが懸念されます。」
B事実関係
・先ず、ICBMの速度は飛行中秒速2000メートルから3000メートル、落下時に秒速8000メートルと言われている。
・ミサイル迎撃に関しては、1986年、私がハーバード国際問題研究所フェローの時に、MITでスコークロフトを議長にミサイル防衛の研究会があり、そこに国防省の人間がミサイル迎撃に成功したという報告をしていた。
・ここで理解しなければならないのは。ミサイル攻撃に二種類の攻撃目標があるということだ。
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コメント
米国に「ミサイル迎撃実験」ができることは、世界中の誰もが知っているのだから、北朝鮮の行為など無視していればいい。北朝鮮が迎撃実験に成功したからといって、米国もやって見せるのは「猿芝居」に過ぎない。米国のトップが、北朝鮮と同レベルになったということだ。
日本政府も同じだ。北朝鮮がミサイルや核実験をする度に、首相や官房長官が「断じて許せない」などと怒りの声明を出すのは、北朝鮮を喜ばせるだけで、実験を抑制する可能性は全くない。「断じて許せない」と息巻いても、経済支援をしている訳ではないし、貿易も、大使の交換もしていないのでは実際に何か行動できるはずがない。
迎撃ミサイルを米国から買っているが、日本政府が「ミサイル発射を確認」した時点で標的とするべきミサイルは、すでに着水しており、一度も迎撃発射ができていない。だが日本政府は「ほぼ100%迎撃できる」と喧伝している。
ミサイル発射場所と時刻を正確に知ることを知ることは今日の衛星探査技術としては当然のことで、今更軌道計算の前提として挙げることもないのではないか。打ち上げから軌道の終段に至るまでも相手側(弾道ミサイルを打ち落とそうとする側)としては全て軌跡は検知されていると考えるのが当然であり、それなくしては終段の予測もできないはず。「1986年、私がハーバード国際問題研究所フェローの時に」などと30年も前に著者が得た知識を基に得意げにコメントするのは笑止千万だろう。まさか30年間技術開発がストップしたいたと考えているわけではないでしょうな。
>>5
確かに30年前の知識を基礎とする分析はいただけないが、oldjapさんの発射場所と時刻を正確に知ることが探査技術として当然で軌道は検知されているというが、そんな事実は今まであったのか教えてほしい。仮に検知できてもミサイル落ちた後に検知できても意味はない。
(ID:18367902)
ロシア、中国に対する敵視政策の一環として、北朝鮮問題があると、とらえるべきでしょう。ミサイルの迎撃など子供だましであり、米国と北朝鮮の「戦争ごっこ」など無視していくべきでしょう。両国に戦争状態が起きるなど、全くあり得ない。もしあれば、米国が、ロシア、中国と対峙することに等しいといえる。北朝鮮問題は、ロシア、中国問題としてとらえれば、ばかげた話でしかない。
米国は、ロシア、中国の存在を無視できないが、北朝鮮を敵国扱いして、韓国、日本の基地、両国の軍事強化を図り、米国の負担を軽減させようと図っているのが、現在の実態である。米国は、どこかで、北朝鮮を認めざるを得なくなってくるが、その時点で、米国のアジアに対する覇権主義が挫折することを意味する。
「一帯一路」の雄大な「ユーラシア経済圏構想」は、世界経済における比重が極めて大きくなると同時に、日本の米国追随軍事同盟は、ロシア、中国などユーラシア大陸諸国と対峙することになり、全く無意味である。米国はいつでも政策180度変えられる柔軟度があり、日本は、EUと歩調を合わせ、米国との距離感を順次変えていく必要性がある。