ロシア、中国に対する敵視政策の一環として、北朝鮮問題があると、とらえるべきでしょう。ミサイルの迎撃など子供だましであり、米国と北朝鮮の「戦争ごっこ」など無視していくべきでしょう。両国に戦争状態が起きるなど、全くあり得ない。もしあれば、米国が、ロシア、中国と対峙することに等しいといえる。北朝鮮問題は、ロシア、中国問題としてとらえれば、ばかげた話でしかない。 米国は、ロシア、中国の存在を無視できないが、北朝鮮を敵国扱いして、韓国、日本の基地、両国の軍事強化を図り、米国の負担を軽減させようと図っているのが、現在の実態である。米国は、どこかで、北朝鮮を認めざるを得なくなってくるが、その時点で、米国のアジアに対する覇権主義が挫折することを意味する。 「一帯一路」の雄大な「ユーラシア経済圏構想」は、世界経済における比重が極めて大きくなると同時に、日本の米国追随軍事同盟は、ロシア、中国などユーラシア大陸諸国と対峙することになり、全く無意味である。米国はいつでも政策180度変えられる柔軟度があり、日本は、EUと歩調を合わせ、米国との距離感を順次変えていく必要性がある。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
ロシア、中国に対する敵視政策の一環として、北朝鮮問題があると、とらえるべきでしょう。ミサイルの迎撃など子供だましであり、米国と北朝鮮の「戦争ごっこ」など無視していくべきでしょう。両国に戦争状態が起きるなど、全くあり得ない。もしあれば、米国が、ロシア、中国と対峙することに等しいといえる。北朝鮮問題は、ロシア、中国問題としてとらえれば、ばかげた話でしかない。
米国は、ロシア、中国の存在を無視できないが、北朝鮮を敵国扱いして、韓国、日本の基地、両国の軍事強化を図り、米国の負担を軽減させようと図っているのが、現在の実態である。米国は、どこかで、北朝鮮を認めざるを得なくなってくるが、その時点で、米国のアジアに対する覇権主義が挫折することを意味する。
「一帯一路」の雄大な「ユーラシア経済圏構想」は、世界経済における比重が極めて大きくなると同時に、日本の米国追随軍事同盟は、ロシア、中国などユーラシア大陸諸国と対峙することになり、全く無意味である。米国はいつでも政策180度変えられる柔軟度があり、日本は、EUと歩調を合わせ、米国との距離感を順次変えていく必要性がある。