トランプは何故、大統領選挙を勝てたのか。

金融資本を中心とするグローバル企業が海外展開を行い、米国の工業が荒廃し、人々の生活がどんどん悪化していることに国民が気づき、とにかく「アメリカ・ファーストだ」というトランプの下に集まった。

誰もが勝つと思ったヒラリーをトランプが破った。トランプを勝利に導いたのに、選挙参謀のバノンの功績は大きい。トランプはバノンの功績に感謝をして、バノンを戦略担当補佐官として、大統領首席補佐官と同格に扱った。当然実質バノンの影響力が強く、ホワイトハウスはバノンが取り仕切っていたといっていい。トランプ政権の特徴は、権限を各省庁に与えるのではなく、重要政策は全てホワイトハウス主導で行う体制を取ったことにある。そしてトランプは政権就任後、①米国内工場の強化(多国籍企業が労働賃金が安く、規制の弱い地域に進出し利益の最大化を図るのと逆)と、②  海外軍事行動の馬鹿