4日、千葉県で講演に出かけた。主催者は千葉県高等教職員組合などである。

 私の講演の後、一人の教師が高校の現状を説明した。

・今、私の学校の中央廊下に雨漏りがして、廊下にバケツをおいている状態が2年間続いている。補修費がつかないのである。

 他方百万円を超える規模で、緊急性を要しないコンピューターの買い替えが進んでいる。こちらは予算がある。

・おかしいだろう。これが実情だ。現場に判断させない。それがここまで来ている。

・千葉県では今70%の教職員の賃金がカットされている。

 他方、管理者や、優秀と認めた30%に昇給が図られている。当局に望ましいと思われるものの給与が上がり、他の人はカットされる。

・これらは何を意味するか。

 現場は自ら考えるな、指示を実行すればいい、それがこのような状態を生み出すとろろにまできている。