トランプ政権の陣容が次第に固まりつつある。顕著なのはテロに対する対応などで対外強硬派が登用されている事である。テロへの強硬姿勢を表明してきたマイケル・フリン元国防情報局長の国家安全保障補佐官への任命、ジェフ・セッションズ上院議員のCIA長官がそれである。

トランプは選挙中、対中強硬発言をしてきた。ただ、トランプ周辺で全てが対中強硬発言をしているわけでない。
[香港 10日 ロイター]トランプ次期米大統領の上級顧問(安全保障問題担当)を務めるジェームズ・ウルジー氏は、オバマ政権は中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)に参加すべきだったとの認識を示した。オバマ政権はAIIBへの参加を見送ったが、トランプ政権発足後に米国が方針を転換する可能性もある。 香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが報じた。ウルジー氏は同紙に対し、AIIBへの参加見送りを「戦略的な誤り」と批判。中国の現代版シ