A-1ロイター: ドイツは深刻な経済危機、25年GDPは0.1%縮小へ=産業連盟
ドイツ産業連盟(BDI)は28日、ドイツは深刻な経済危機に見舞われていると指摘し、2025年の国内総生産(GDP)が0.1%縮小するとの見通しを示した。
25年のGDPが縮小すれば、ドイツ統一後初めて3年連続のマイナス成長となる。
一方、BDIは、ユーロ圏は1.1%、世界経済は3.2%成長すると予想しており、ドイツの低迷ぶりが目立つ。
BDIのペーター・ライビンガー会長はベルリンで「状況は非常に深刻。特に産業の成長は構造的な打撃を被っている」と指摘。危機は、コロナ禍やロシアのウクライナ侵攻が影響しただけではないと語った。
原因は国内要因であり、政府が取り組めなかった18年以来の構造的弱さの結果だと述べた。「近代的なインフラや経済の転換と耐性への公共投資が早急に必要」とし、官僚主義の是正、エネルギー価格の引き下げ
![孫崎享のつぶやき](https://secure-dcdn.cdn.nimg.jp/blomaga/material/channel/blog_thumbnail/ch1332.jpg?1601523732)
ドイツ、2024年のGDPは、市場予想通り0.2%縮小。更にドイツ産業連盟(BDI)はドイツは深刻な経済危機と指摘、25年のGDP)が0.1%縮小するとの見通し。世界的な需要低迷と中国製品との競争、原因は国内要因であり、政府が取り組めなかった18年以来の構造的弱さの結果
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コメント
コメントを書く(ID:18367902)
経済の体質が「自立型か他力型か」は経済耐性力の差となってくる。
輸出に依存すれば、他国の経済状況が大きな影響を与える。中国依存が大きいドイツは中国経済の影響をもろに受けるといえるが、中国との競争に苦しんでいるともいえる。二重苦を受けている。
一方米国とか日本は輸出比率が低く消費比率が高く他国の経済状況によって大きく左右されにくい体質を有する。日本はエネルギー価格の変動によって輸入金額が大きく変動する。中東からシーレーン不安定問題があり、米国が供給を増やすといっており、購入先変更によってエネルギー安定確保の道を慎重に判断する必要性がある。地域的にもメインの米国との経済共同体の方向性を一層強めていくべきでしょう。若者の思想・信条・生活様式などの現状を見ると中国との差が広がっていく傾向がある。米国文化との親近性が強まっていくのでしょう。
(ID:19005377)
ドイツの低迷は日本の低迷と全く同じものだと私は観ています。
歴史をざっと振り返ってみてもそのことは自明です。分かりやすく言えば、ロンドンのMI6とワシントンのCIAというスパイ組織によってドイツと日本が特に第二次大戦後如実に中ロの攻め道具となってきて今もその状態が続いていて独自の経済を作り出すことが出来ないということではないでしょうか。
米国の衰退が明らかになった現在、ドイツと日本は中露と本格的な関係構築を急がねばなりません。日本、ドイツにとっての新たな経済は中露との関係構築からしか出てこないことを速やかに悟ることが肝要です。
(ID:135017317)
ドイツの所謂極右AfD(ドイツのための選択肢)と所謂極左BSW(「ザーラ・ヴァーゲンクネヒト同盟=理性と公正のために」党)はともにロシアからの天然ガス輸入の再開を主張している。
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-2906.html?sp
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-2907.html?sp
当然と言えば、当然過ぎる主張ではあるが、AfDが最大野党になったとしても、“中道政党“らは連立を組むことはないと、AfDをナチスさながらの敵視ぶりである。一方でドイツの宗主国アメリカ帝国は、すでにトランプ路線全開で、トランプと二人三脚のイーロンマスクはAfD支持を表明し、内政干渉と非難されている混迷ぶりである。
その意味では、ロシア制裁により国民が窮乏しようがなんだろうが、リベラル寡頭政治を止めようとしない欧州エリートやEU官僚連中はもはや正常な思考力を失っている観である。エマニュエル・トッド風に言うなら、こうした錯乱はエリート達に漂うニヒリズムからくる現実逃避なのだろう。
が、ともかく、国民はたまったものではない。アメリカ帝国を自由民主主義の守護者と見る思考様式も、西欧を世界のオピニオンリーダーと見る姿勢も時代錯誤の非現実なのだが、西側エリートは現実を直視しないナルシシズムに陥っている。西欧国民はナルシシズムに陥っているエリートを選挙を通して、現実を直視しるように促している、というカンジだろう。来るドイツの選挙が見ものだ。
そうして我が日本を見ると、軽い目眩というか、いささかの絶望に襲われる。この国では、まだパックスアメリカーナの夢の中で、自由民主主義の守護者アメリカ帝国に手綱を握ってもらいたい拝米ポチ根性に国民自体がドップリはまっているように見えるからだ。ホントにB層につけるクスリが欲しい。