稲田朋美議員は、自他ともに有力総理候補として扱われてきた。2015年6月17日、ロイター通信の主催する講演会後の質疑で「女性初の首相を目指すのか」と問われ「政治家であるなら、誰でも首相を目指している」と答えた。 2016年2月17日朝日新聞は、「安倍首相、森氏・稲田氏を“きわめて有力な総理候補”」と題し報道した。
しかし、衆院予算委員会で30日、稲田朋美防衛相が民進党の辻元清美氏の追及を受け、涙ぐみ、辻元氏は、稲田氏がジブチの自衛隊視察のため今年8月15日の全国戦没者追悼式に出席しなかったことなどを問題視、稲田氏は「今回、本当に残念なことに出席できなかったが、指摘は指摘として受け止めたい」と言葉を詰まらせながら答えるのが精一杯という情景をみせ、全国民の前に、総理としての資質のないことを暴露した。もしこの一件がなければ、稲田朋美議員は今後とも有力総理候補として扱われていく可能性が高く、
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女性初の首相を目指すと述べてきた稲田朋美の限界、稲田朋美という政治家は注目を集め、政治的利益を得る時には、他に突出して過激な発言を行う、②しかし、ポストに就けば、慣習的にポストが求める行動をとるという政治家であることを露呈
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沖縄独立への動き、確実に増す。その系譜。①辺野古、高江での安倍政権強硬手法に対する反発。「自己決定権否定」への反発。「島ぐるみ」運動の延長。②先住民族の権利、③「琉球民族独立総合研究学会」(“沖縄民族”に力点)
コメント
年明け早々にも衆院解散、総選挙の噂が流れる中、民進党が単独で直ちに政権に復帰できそうな雰囲気は皆無に近い。
国民の信頼を回復できるのは、少なくとも数年は先であろう。
今、最も求められることは、各野党が結束して安倍政権のこれ以上の暴走を止めることである。衆院で自公を「3分の2割れ」に追い込み、何よりもまず、憲法改悪を阻止すること。
先の参院選で全国1人区32中、11の区で野党候補が勝利できたのは、共産党を含む各野党が結束し、共闘した結果であることを忘れてはいけない。
久々にP_Fさんのコメントが帰ってきてよかった。うっかりメディア戦略に騙されそうになるのを寸止めでくいとめられた感じだ。
結局、このすったもんだを流しているのはマスコミであり、取捨選択のうえ、情報を操作に利ありの判断で流しているのだろう。
稲田への非難は確実に「ガス抜き」の効果を発揮してはいよう。
>>10
コメント恐縮です。Mythe et poemeさんが騙されるなど、あり得ないと思いますが(笑
しかし、孫崎さんともあろう方が辻元氏をこれほどヨイショされたことが少々気になりますね。選択肢のない日本の大衆は、「使えない」民進党でも騙し々々使うしかないということでしょうか。
先日「チリの闘い」という映画を見ましたが、日本とはレベルが違うことを思い知らされました。
(ID:18367902)
孫崎さんご指摘のとおりなのでしょう。
稲田氏を防衛大臣などに指名した安倍総理の大臣に対する軽い気持ちが一番大きな問題なのでしょう。器かどうか的確な判断なしに指名したことは、稲田氏でなく安倍総理自身の責任なのでしょう。残念ながら、安倍首相の指名責任まで及ばず、稲田氏に適性が欠けていただけで済まされれば、野党としての追求の甘さだけが浮き彫りになってくる。この程度で満足されては困るのです。
右であろうが左であろうがリベラルであろうが、この国をどのようにするか、大きな夢というか信念理念をもって、政治を動かしてほしい。中途半端が一番始末が悪い。ころころ変わり国民がついていけないからです。良い悪いは別にしても、個人としての信念と全体の流れを総合的に捉える力は、今のままでは、自民党に民進党は勝てない。議論というものは、必要であるが、党として多数決で決まれば、意見の多い方に従う民主主義のルールが根付かない限り、民進党が発展する可能性は低いのではないか。孫崎さんご指摘のように、蓮舫氏のように党内にあまりにも目配りした運営をしていく限り、国民に訴える民主党のカラーがでず、支持が増えることもないのでしょう。