2015617日、ロイター通信の主催する講演会後の質疑で「女性初の首相を目指すのか」と問われ「政治家であるなら、誰でも首相を目指している」と答えた。

 2016217日朝日新聞は、「安倍首相、森氏・稲田氏を“きわめて有力な総理候補”」と題し、企業の女性幹部らが集まるシンポジウムの歓迎会で「今日は我が党からは森雅子・元少子化担当大臣、稲田朋美政調会長にも来ていただいた。第2次安倍政権で2人は閣僚を務め、立派に大きな仕事を成し遂げた。2人とも将来、自民党の指導者、あるいは総理大臣候補としてもがんばっていただきたい」と述べたと報じた。

 稲田氏は自民党の重要ポストである政調会長につき、本年83日に成立した第3次安倍内閣で防衛大臣についた。確かに首相候補になりうる経歴である。

 稲田朋美氏の特徴は、日本政治のタブーともいえるような分野で、激しい発言を行い、注目を浴び、そし