事実関係:
A-1:豊洲市場(江東区)で都が行っている地下水調査で、環境基準をわずかに超えるベンゼンとヒ素が検出された。都が29日、発表した。環境基準超の有害物質が検出されたのは、土壌汚染の対策工事を終えた14年10月以降に続けている調査で初めて。
A-2 東京都は29日、豊洲市の地下水モニタリング調査で、青果棟のある5街区から環境基準をわずかに上回る有害物質のベンゼンとヒ素を検出したと発表した。最大でベンゼンは基準の1・4倍、ヒ素が1・9倍だった。土壌汚染対策終了後に実施している都の調査で、環境基準を上回ったのは初めて。(9月29日東京新聞)
B: 豊洲の基準超える有害物質、専門家「安全性に問題ない」(朝日)「東京都は29日、豊洲市場(江東区)の地下水から環境基準を超えるベンゼンとヒ素が検出された、と発表した。基準超の有害物質が検出されたのは、土壌汚染対策工事を終えた2014年以降の
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豊洲市場移転、有毒物資の存在確認で、食品市場に適しないことが明白となった。小池知事、責任追及を超えて、この市場をどのようにするのか。この根本に答えが見えていない。
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コメント
問題の本質は、不必要な施設ではなく、必要な施設であるというということである。
必要性を根拠にして、安全だから、都民の安心を得られるようにして、前向きに進めることの必要性を説く専門家は、専門家といっても体制に迎合したお抱え専門家に過ぎない。このレベルの専門家は、数年前より数値が高くなっているのに、今後さらに、数年先に、有害物質の濃度が高くなってきたときには、何というか。想定できる範囲で安全と言ったが、当時では、このように高くなるとは想定できなかったというのでしょう。
東京ガスが何十年間どのような有害物質を扱ってきたか、どのように処理してきたかの歴史的,経時的変化についての考察がなされているか、大きな疑問が生じる。安易に発言する人は安易な発想しかしえない人というべきでしょう。社会的影響が強いので、専門家は、経験的直観でいうのでなく、あくまでも数字を基にした継続した基礎データーで発言すべきではないか。
これまでの7回の検査では「全く問題なかった」のに、今回はなぜ、基準を超えるヒ素やベンゼンが検出されたのか。
それも、基準を僅かに超えた程度ではない。
数ヶ月前に全く問題なかったものが、急に環境基準の1.9倍になるとは考えにくい。
前回までと違うのは、知事が小池百合子に変わったことだけだ。
今までの7回の調査は、本当にやっていたのか。
やったとしても、絶対に汚染されていない場所を選んで調べていたのではないか。
そう疑われても仕方ないだろう。
豊洲問題の秘密をここまで国民にばらしたわけですから、知事は真に問題に取り組まざるを得ないのではないでしょうか。
彼女にはその覚悟があると思います。彼女はオリンピック計画にも果敢にメスを入れようとしているし、彼女は案外に真面目な人間ではないかと私は思うようになっています。勿論、彼女は保守党の政治家ですから、頭は政治工学で埋まっている筈です。つまり、そういった真面目な取り組みに対する交換条件を持って居るはずです。その交換条件とは次のようなことではないでしょうか。
豊洲問題とオリンピック規模適正化への真摯な取り組みの代価として得られる東京都民と国民の人気と信任をバックにして彼女の公約である第三の矢を東京都が率先して放つことです。