A:事実関係
25日時事通信、北朝鮮がSLBM試射「大成功」
北朝鮮の朝鮮中央通信は25日、金正恩朝鮮労働党委員長が潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)北極星の試射を視察したと報じた。金委員長は「大成功だ」「発射技術を完成させた」とたたえ、「核攻撃能力を完全に保有する軍事大国の列に加わった」と強調した。さらに、国防科学関連部署に対し、「弾道ミサイルへの核弾頭装着作業に拍車を掛けると同時に、運搬手段開発にも総力を挙げるように」と指示した。
視察の日時は明らかではないが、北朝鮮は24日午前、東部沖の日本海へSLBM1発を発射しており、これを指しているとみられる。ミサイルは約500キロ飛行し、日本の防空識別圏内に落下した。また、現在行われている米韓合同軍事演習に対して「厳重に警告」し、「条件さえ整えば、正義の核のハンマーでたたく」と威嚇した。
B:評価
・北朝鮮は山岳地帯などに中距離弾道弾
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コメント
孫崎さんに申し上げますが、潜水艦搭載の核ミサイルを
北が持つことは軍事的意味も相当大きいと思います。
北が当該潜水艦を複数持てば、米国が北を先制攻撃するとき
開戦と同時に瞬時に全ての潜水艦を同時に破壊しなければ
なりません。
一隻でも撃ち漏らすことがあってはなりません。
これは米国に対して大きなプレッシャーとなり、北の米国に
対する抑止力となります。
>>5
米国を始めとした核大国がその保有を「平和を守るため」と正当化、その根拠となるものがいわゆる「核抑止力理論」。
一方、北朝鮮の2014年の時点でのプルトニウム保有量、100kg~120kgと推定。欧米の核抑止力理論によれば北朝鮮は、今回の潜水艦発射弾道ミサイルを含め「平和を守るため」よく努力していることになる。
ちなみに2014年での日本の保有量は47トン(kgではない!)。ただ、日本の場合、北朝鮮に比べて歴史的に「侵略」の前科があるので、この47トンというのは国際的にも北朝鮮の何百倍も深刻だ。実際IAEAにとってより関心のあるのはわが日本である。事務局長に日本人を据えるなど日本政府も躍起になっているが、プルトニウムは年々増えるばかり。これだけは安倍氏もコントロールは難しいようだ。
アメリカがいつも使う「人権カード」に騙されるわけではないけど、「北」が、国民を弾圧し、殺戮しているのは、許されないことだ。何とか民主化されることを望みます。
日本のマスコミのトンチンカンな報道を孫崎先生の解説を知った今は、ばかばかしくて「反吐」がでます。多くの民衆は、なにも知らずにくらして行くのでしょう。
民衆や軍事専門家のインタビューは、でませんね?それも煽るだけではないものが。
(ID:18367902)
お話のように、韓国、日本など近隣諸国を攻撃する中型弾道ミサイルは配備済みで、核を搭載すれば、即、攻撃できる段階とみるべきなのでしょう。問題は、米国に脅威を与えることであり、現在は、SLBMの開発に全力を注いでいることであり,日韓より、米国の対応が問われているのでしょう。北朝鮮は、日韓など相手にせず、北朝鮮の存在を米国に認めさせることが、第一義的な問題なのであり、日韓などが何を言っても相手にする気はないのではないか。中国とはつかず離れずの戦術で、米国を揺さぶり続け、米国は対抗手段がなく、窮地に追い込まれていくのではないか。日韓に北朝鮮と一線を構える意思がなければ、どんどん、米国に対する手段がエスカレートしていくのは避けられない。