教科書問題より大きな問題が出てくるのではないか。

石破さんと近く、安倍政権の米国従属方向とは距離を置いた自立の方向が、自民党内で台頭してくる可能性がある。負けた方が確率は高いのであろうが、政界の動きが活発化することが期待できるのではないか。

年代的にギャップがあり、自民党の長老、OBたちの勢力が、自民党分裂の方向に動けば面白いのですが。現実的には、一番期待できる政治的変動であるといえる。あえて対立候補増田氏を、候補にしなければならなかった点、自民党が波乱含みになる先ぶれのような気がしている。増田氏が負けたときのショックは、かなり大きなものになるのではないか。

日本の戦後の歴史教育を自虐史観として断罪するのには私は同意できません。日本は島国だからガラパゴス的純粋培養が比較的可能なんでしょうし、主流のメデイアが政権の宣伝を務めるようになった今は国粋的教科書にするチャンス到来なんでしょうか。でも近隣の半島や大陸に住む多くのアジアの人々には一体どうなっているのか分からないのではないでしょうか。

米国が産業を放棄しドルの印刷で世界を支配することを決めたのはニクソン大統領の時です。しかし、結果は裏目に出ており、衰退の道を辿りだしました。と見るのは私の独断ではなく米国の有力な学者たちが指摘していることです。今はそういう時代なんです。そういう時代だからこそ、東アジアの人々と仲良く付き合って協力し合って日本人が平和に暮らすことは日本が今後も発展を持続するには不可欠な要素だと私は思いますね。

東京都民は慎太郎さんの中国人をシナ人と呼んで蔑視し新宿歌舞伎町界隈から中国人を蹴散らし周辺にダイアスポラしたのに慣れ切って孫崎先生の貴重なアドバイスは鼓膜を響かすには及ばないのではないかと危惧します。