『21世紀の戦争と平和』の第七章「日本はみずからテロを呼び込もうとしている」で日本が集団的自衛権でテロ戦争に関与していったとき、日本にテロを呼び込む危険性について言及しました。以下主要点抜粋。

第七章の目的

 米国同時多発テロ事件後、米国の主導で西側諸国は「テロとの戦い」に入っていきましたが、世界では逆にテロ活動が活発化しています。

 西側諸国は中東への軍事介入を止めることが何よりも求められます。イスラム社会が自治を任せられたとき、その指導者が西側社会に進出して軍事行動を起こすことはありません。逆に西側諸国がイスラム社会に軍事的に介入していけば、テロを招くことになります。

 それはすでに英国、フランス、スペイン、ベルギーで起こっていることです。テロの標的は「ソフト・ターゲット」といわれる警備の薄い民間施設です。

 日本が集団的自衛権でイスラム社会に軍事協力を深めていけば、