フレデイ タン のコメント

2001年9月11日を以って米国は「テロとの戦い」を創作し、世界支配に乗り出したと私は観て居るのです。

これまでの前半はアルカイダとオサマ・ビン・ラデインを犯人に仕立て上げ一定の成果を上げてきましたが、その仕掛けの嘘が本国と西欧でばれてしまい、その代わりに今度はISを犯人に仕立て上げ「テロとの戦い」を演出しています。

日本は集団的自衛権は憲法違反だという国民的コンセンサスを以って米国の「テロとの戦い」に一定の距離を取ることに成功してきましたが、残念なことに今回の参議院選挙を経て状況は一変し、議会人、主流のメデイア、国民全般、一部は積極的、他は本質が見えないまま、米国が進める「テロとの戦い」という世界戦略に巻き込まれてしまったと私は判断して居ます。

何度も言って恥ずかしいですが、テロは米国が世界支配を実効的に行う為の創作物なんです。しかし、西側のメデイアはテロリストをあたかも怨念に駆られた敵の如く報じ、戒厳令の実施を正当化するのに奉仕しているのです。それは飛んでもない欺瞞なんですが、それを欺瞞と感ずかれないように実施者は実に巧妙に演出し、それを鵜呑みにし記事にしているのです。

こういう欺瞞の支配構造から抜け出すことは至難です。我々はこういう構造が矛盾に耐えられずローマ帝国が滅亡したように自壊を待つしかない。さはさりながら、私たちの不平のぶつぶつには構造自壊を少しでも促進する効果はあるかもしれないと思って頑張るしかないと思っています。

No.2 101ヶ月前

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