サミットを自分の利益に利用しようとする安倍首相の魂胆は見え見えだった。

  1. 憲法改定を是非ともしたい。

  2. そのためには参議院選挙で3分の2を獲得する必要がある、

  3. 国民の中に消費税増税に強い反対がある。これを掲げて選挙は戦えない、

  4. したがって「世界経済が悪い」ということを世界の指導者達がサミットで言っている。これに耳をかして、やむなく延期とする。

    このシナリオに沿って、安倍首相は行動を開始した。

「初日に行われた首脳会談で安倍首相は、世界経済の状況につい

IMFのデータなどをとりまとめた資料を提示し、「2008年に起こったリーマン・ショック前の状況に似ている」との認識を示した。 冒頭の発言はその後、安倍首相が記者団に述べたものだ。」(東洋経済「「リーマン・ショック前夜」の薄弱すぎる根拠」)

 メルケル首相が反論した。

朝日新聞デジタルによると、26日のサミットの昼食会