トランプやサンダースが予想以上に検討している最大の理由は多くの人々の生活が悪化し、現在の環境に強い不満を持っていることにある。
それを示すデータがあるので紹介する。
国民の純資産(Median net worth)の比較
カテゴリー、 1998年 2013年 変動率
全家庭 $102,500 $81,200 -20.8%
下流階級(最下層20%) $8,300 $6,100 -26.5%
労働者階級(次の20%) $47,400 $22,400 -52.7%
中流階級(次の20%) $76,300 $61,700 -19.1%
トップ 10% $646,600 $1,130,700 74.9%
(出典Americans Are Pi
コメント
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孫崎先生ご提供の数字は、フリードマン教授のシカゴ学派に由来する新自由主義経済の枠組みで国が運営されれば、このように悲惨な状態になる格好の教材です。
米国はお隣にメキシコがあり職を求めて続々越境してくるので米国の労働市場は常時供給過剰の状態にあり、それが故に資本の利益率を引き上げることにつながっていると私は考えています。
お隣の韓国は日本をひたすら追っかけてきましたが、日本が誇る厚生経済の段階を飛び越えて米国型新自由主義経済に突入しているようですね。韓流ドラマの主題にはいくつかの流れがありますが、最近最も多いのはお手伝いさんや庭師運転手さんを沢山使役するスーパーリッチ(現地では財閥階級と呼んでるみたい)の家族間の権力争いと彼らスーパーリッチが使用人や貧乏人を人間扱いしない情景を克明に描き、そこから派生する諸々の恨を取り扱うことです。そして、これらスーパリッチは悉く世界を股に賭けるコスモポリタンです。韓国の税金で育ったこれらスーパリッチは育ててくれた国民を捨て世界で金稼ぎに精出しています。
続く
(ID:19005377)
>>7
続き
安倍体制が目論むことは戦後長く続いてきた厚生経済の残影をかなぐり捨て、せめて韓国に忽然と出現したスーパリッチを作りだそうということなんでしょうか。日本のエリート達が出世や保身に目がくらみ安倍氏にすり寄るのも韓国や米国にあるようなトップ10%入りを目指しているに違いありません。ただ韓国と違うのは日本でこれから生まれるスーパーリッチが韓国のコスモポリタニズムではなく米国型の労働の過剰供給体制の実現で生まれるのではないでしょうか。フィリッピンのアキノさなんかそれらしきことをしゃべってますし。
とにかく安倍体制はだめです。早急に日本国民一般の力でレジームチェンジを実現せねばなりません。さもなくば米国のような冷酷な不毛国家に日本はなりはてます。
(ID:11773811)
教授何某「経済の再生のための財政出動は、目先の政策」と否定のコメントをTVで御託宣。「異次元の金融緩和」も目先の緊急対策なのだが、「財政出動」だけを批判。国民を操作するための言説をたれながすためにTVに出演。なさけないな。専門の研究をちゃんとやってもらいたい。だいたい「財政出動」はアベノミクス3本の矢の一本だ。それを否定するということはアベノミクスを否定すること。論理的にも矛盾。経済学者の学力はどうなっている?