久野です。
先日は淡路島に寄港中の、就役したばかりで
海上自衛隊最新鋭の掃海艦「あわじ」を見学しました。
守護神――すなわち艦内神社分霊元は、
淡路國一之宮の伊弉諾神宮です。
予定コースには無かったようですが、
無理を言って艦内神社にも参拝させていただきました。
従来の掃海艇よりもだんだん大型になってきているとはいえ、
小さい艦内にもしっかりとお祀りされています。
お参りが終わってから本来の見学コースに戻ると、
別グループの自衛隊ファンと思しき女性たちが
「艦内神社ってどこですかー?」
と乗組員に聞いているのを小耳にはさみました。
そのあと伊弉諾神宮に参拝してから、
掃海艦あわじ後援会主催で
「あわじ」乗組員や伊弉諾神宮神職との懇親会に向かいました。
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私も本名宮司の御厚意で参席する機会を得ることができ、
また司会の白髭禰宜の御配慮で
「艦内神社の専門家」(本当の専門は支那事変期の政治外交…)
として御挨拶の時間まで頂戴することに。
「『国防』というのは、建国以来2000年以上続いてきた
日本をまもるということです。
帝国陸海軍も今の陸海空自衛隊も、その任務に変わりはありません。
そして『天地初発之時(あめつちのはじめのとき)』ゆかりの
伊弉諾神宮から護られた「あわじ」乗組員の皆様は、
建国どころか天地開闢以来のまもりを担っていることになりましょう」
とお伝えしました。
そのあと先任伍長も拙著『帝国海軍と艦内神社』(祥伝社)をご存じで、
艦内神社を決める時にかなり頭を悩ませたことも教えて下さいました。
今の自衛官の方々も、偉大な大日本帝国海軍の後継者として
日々がんばっているのです。
ともあれ「そんな本書いて誰が買うの?」とかさんざん言われつつも、
艦内神社の研究をやっていてよかったと思った一日となりました。
戦前の海軍を代表する軍艦といえば戦艦「大和」ですが、
守護神は奈良県天理市に鎮座する大和(おおやまと)神社です。
境内で第二艦隊の伊藤整一司令長官以下の
御英霊がお祀りされている祖霊社も、
昨年の改修工事が完了して立派な姿に生まれ変わりました。
本年も「大和」の命日である4月7日、
72年前に「大和」を旗艦として沖縄へ向かった
第二艦隊の戦没者慰霊祭が行われます。
日本軍は絶望的な戦いの中でも、
我が国の象徴でもある「大和」まで出撃させて沖縄を救おうとしたのです。
今週の【久野潤チャンネル】は
「日本海軍」シリーズ第三弾としてその「大和」について、
よくある誤解も解きながらお伝えします。
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