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その24 道には人が集まり、必要な物が満たされている。(前半)


 道とは一体全体どうやってできるんだろう? 武道の道とは術が復活する場所として残された道。妄想で暴走のスケールはじゃんじゃか大きくなる(笑)。道は初めから在るわけではない。ところが道は世界中に縦横無尽にある。人間が作った以外にも道はある。獣道とか獣が作るんだから……。

道とは多くの人が、あるいは獣が同じ目的を持ってそこに集うから、そこが道となる。道とは目的地に向かうためのもの。目的地に向かう道は無限に作れる。多くの命が目的地に向かうといつの間にか道ができる。その道筋は最も効率が良い道筋なんじゃないだろうか?


遥か昔、人類が誕生した頃。その頃でも衣食住は生活に欠かせないものだった。もちろん現代とは異なった衣食住だ。それでも衣食住は人類が生活を営むには欠かせない。


人々は水を求め川に向かう。あるいは水辺で暮らしを営んだかもしれない。多くの人々が水を求め川に向かう。あるいは川辺から食料を求め森や山に向かう。その際には時間の経過と共に最も効率の良い道筋が作られ、人々はそこを通るようになった。多くの人々が通る道は踏み固められ、やがて道となった。妄想で暴走!人類と道の歴史はまだ続く(笑)。


やがて時が経ち、人類の人口は増え、住む場所も多様化してゆく。そして人類は移動を始める。人類は世界中に移動を始めるのだ。世界中に人類が移動し、様々な文化を形成する。実はこれも想像でしかない。でもまあそういうふうに言われているし、たぶんそうだと思うのです。


人類が世界中に移動した時代には、保存できるような食料はそれほどなかっただろう。そもそも水筒とかあったのかな? とにかく移動した道にはコンビニや自販機がなかったことはまず間違いない。移動は徒歩。それで世界中に移動した人類。移動する際には食料と水の確保は絶対に欠かせない。たぶん水を確保できる道筋を多くの人類は辿っていたような気がする。


川に沿って移動をすれば飲み水に苦労することはない。水辺には植物や木々も生い茂っている。そこには動物もやって来る。川で魚を捕ったりもできる。食料と水を確実に手にしながら移動するには、川に沿っての移動が安全だった気がする。何しろコンビニも自販機もないのだ。人類の大移動はおそらく川べりに沿って行われていた気がする。


必要な物が満たされた場所には多くの人が集まるのだ。ただの川べりが、多くの人々が歩き固めることで道になった可能性はとても高い。時間が経過するにつれて、道は効率の良い道筋となり、より多くの人がそこを通るようになった。さらに時間が経過すれば、大きな道から狭い道も派生する。どの道も目的地に向かうために最短で効率の良い道になってゆく。


実は道は最初から全てが満たされている。満たされた道には同じ目的を持つ人々がやって来る。多くの人々が集まると道は満たされる。やがて道沿いには町がうまれる。移動の途中で見つけた最適の場所に人々は定住した。


人類が移動を目的にしたのなら、今でも人類は世界中を移動しているということになる。世界中に人々が移動してそれぞれの地で生活をし、それぞれの文明文化を創り出したのだから。人類の移動の目的はそれぞれの最適な土地に移動することだったのだ。妄想で暴走がそんなことを教えてくれる。