第18回 リングス仙台大会
『格闘技オリンピック』で総合格闘家としてデビューした僕はようやく表舞台に出た。『格闘技オリンピック』の会場に来ていたリングス関係者が試合後に話かけてきた。僕が普通にやった試合は彼らにとってはとても新鮮だったらしい。
この日の全試合終了後、閉会式として出場全選手がもう一度リングに上がった。K-1では当たり前になったこのシーン。実はこの光景は昔の格闘技界にはなかったものだ。
初めてこれが行われたのが、たしか正道会館対USA大山空手の対抗戦の5対5マッチ(1991年6月)だったと思う。『格闘技オリンピック』前に行った正道会館主催の興行だった。大会は代々木第二体育館で行われ、実質正道会館の東京初進出であり、同時に初のプロイベントでもあった。この興行は大成功。発売と同時にチケットは完売し、当日チケットが買えなかったファンが、入場口を強行突破してまで会場に入ろうとしたという
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