[質問]
桃太郎の記事を読んでいると、なるほどと思わせられる事ばかりです。このような事を理解できれば一般的には難しいと言われている子ども向けの話も作れるようになるのでしょうか。それともまた別の要因、例えば子どもと同じ感覚をもっている、というような何かが必要になってくるのでしょうか? 教えていただければ幸いです。
[回答]
理解しているだけで、十分子供向けの話は書けるようになると思います。ですが、本当に刺さるものを作るとなると、もう一つ、「気持ち良さの感覚」というのを解する必要があると思います。
気持ち良さの感覚というのは、「となりのトトロ」に象徴的に現れるのですが、裏の木がぐんぐん伸びたり、大トトロのお腹の上が柔らかかったりといった、そういう感覚です。それらは、すぐれた子供向けの話に共通しています。
それは、別の言葉でいえば「身体感覚」とでもいいましょうか、戦後すぐの時代の作家は、これに長
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