2024年を振り返り、2025年を展望する(5/5)(1,892字)
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2025年は「少子社会元年」になるだろう。いや、社会的にはならないかもしれないが、少なくともぼく個人はそうなる。
「少子社会」とは少子化を受け入れ、それを前提とする社会のことである。そういう社会を、ぼく自身がぼくの周囲だけでも構築していく。
そういう社会の中では、次の三つのことが肝要になるだろう。一つは子供のシェア、二つはロボット化、三つは死の需要である。
子供が少ないことの一番の問題は、街角から子供の笑い声が消えることである。多子時代(戦後しばらく)の一番の幸福は、子供の笑い声が街角に溢れていたことだ。
小津安二郎の戦後の映画にはよく子供が出てくる。それも街角に出てくる。そうして彼らは街角を笑い声で満たした。小津がその光景を描いたのは、街角の子供の笑い声こそが、戦後の日本において最も描くべきものと感じたからだろう。
この光景が、今の社会にはない。子供は隠されるようになってしまった。この状
コメント
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面白かった。よいお年を。
(著者)
>>1
ありがとうございます!