競争時代を生き抜くには、人と同じことをしていてはダメである。人と同じことをしていると、競争に巻き込まれる。競争に巻き込まれると、結局最後は一人しか勝てないうえに、勝っても疲弊してしまう。だから、競争社会を生き抜きたかったら、競争のない新しい分野を作り出し、そこで生きるしかないのだ。

しかし、競争のない新しい分野を作り出すというのは、言うは易く行うは難しで、至難の業だ。とても難しい。
それでも、方法がないわけではない。何事にもメソッドや法則があって、「新しい分野を生み出す」ということにも、もちろんそれはある。
では、「新しい分野を生み出す」ための、法則やメソッドとは何か?
それは、「人のしないことをする」ということだ。

ただし、闇雲に人のしないことをしても意味がない。殺人をする人が少ないからといって殺人鬼になっても、誰もそこに価値を見出してくれない。誰もそこに価値を見出してくれなければ、新しい分野を生