現代人の大きな悩みはなんといってもストレス。それも、人間関係から生じるストレスがもっとも心を蝕む原因となっています。学校、職場、家庭や親戚づきあいなどあらゆるシーンで、苦手な人と接触することがあり、それは誰にとっても避けられないといえるでしょう。中にはどんなに好意をもって接しても、こちらの気持ちが通じない相手もいます。
でも、それを真に受けてストレスと感じてはまさに相手のツボ。心理学のプロたちは、こうしたシチェーションについて、なかなか説得力のあるアドバイスをしているのでご紹介しましょう。
コミュニケーションはすべてロジカル(論理的)にとらえること。
人間関係のストレスの原因は、相手を感情的に判断したり、こちらの意図が無視されたと感じたりすることにあります。まず、問題の相手とのコミュニケーションでは感情を一切排除して、ロジック(論理)を重視しましょう。たとえ相手が理不尽なことを言ったり、行ったりしても、いちいち反応せず、聞き流す態度が大切です。
相手は思い通りには変わらない、と達観する。
“いつかはあの人も自分のことを理解してくれる”、難しい相手にそのような幻想を抱くのは止しましょう。
人はなかなか自分の思うようには変わりません。その人たちは、あなたの思いや考えを理解しようとしないでしょうし、それを望めば望むほど、あなたがさらに精神的にダメージを受けることでしょう。ですから、“自分とはまったく違う人間なんだ、分かり合えるところはないんだ”とドライに割り切ってみて。
他人を変えることはできませんが、自分の考え方、感じ方は自分の意思で変えることができます、むしろこのことにフォーカスしたほうがストレスはぐっと少なくなります。
相手の話題、注意を意図的に変える。
話の流れが、自分にとって好ましくない方に向いてきた場合、むきになって反論したりせず、話題を変える作戦をとってみましょう。難しいように聞こえるかもしれませんが、「お茶でもいれようか?」といって席を外したり、「そういえば、○○はどうなってたっけ?」と他の話題をふってみたりします。
また、誰か他の人がいれば「悪いけど、○○頼める?」と第三者を巻き込むようにするのも得策。話題を自分から逸らすことで、不快なコメントや嫌な思いを避けることができます。
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