「ごめんね、嫌だったら嫌って言っていいからね…」
という優しい表情と言葉のプレッシャーに負けて、ついには嫌と言えない。嫌って言っていい権利は確かにあるのだけれど、それを言うのはちょっと…っていう途方もなさ。あの無言の圧力に負けてしまう…というのは誰でも一度は体験したことがあるのではないでしょうか?そんな「余計に嫌って言いづらいんだけど!」という経験談をまとめてみました!
ケース①「A君がアドレス知りたがってるみたいなんだけど…」
思春期の頃に多いのが、恋のキューピッド役の女子の聞き込み。本当はA君の友達のB君が好きなんだけどなぁ…誤解されたくないなぁ…。なんて迷っているのもつかの間、すかさず「嫌だったらそう言っていいからね」と言われると、どうも断りづらくなってしまいます。「別に嫌ってわけじゃないけど…」と言ったが最後、「じゃあ教えるね!」とミッション完了で爽やかにターンして去っていく女友達の後姿を眺めることしかできません。
ついにはB君まで応援することになったりして。ばいばい、B君…。と心のなかで自分の思いを断ち切り、切ない想いをすることもしばしば。
ケース②「嫌じゃなかったら、今週末に映画でも行こう?」
低姿勢で慎重に誘っている…ように見せかけた脅迫。むしろ一方的に「今週の土曜日に映画行くからね!」と図々しく決めつけられてしまったほうが「いや、無理だから」と断りやすいくらいです。誰だって自分を悪人だなんて思われたくないもの。できれば善人でいたい。「嫌」なんてはっきりと拒否してしまったら恋愛界では自分が加害者になったも同然です。
飲み会のあとにこっそり「嫌じゃなかったら今度ふたりで会おう?」と聞かれて断れる人ってどれくらいいるのでしょうか…。
ケース③「ごめんね、嫌だったら言っていいから…(仕事どっさり)」
仕事をどっさりと渡しながら申し訳なさそうな顔でこの台詞。これはもう確信犯です。さらっと偉そうに「これ、やっといて」と言われたのなら憎んだり怒ったりもできますが、そうさせない彼らはあくまで善人であり続けます。行き場のないこの悔しさ!
「できるぶんだけでいいから」という言葉を使わず「嫌だったら言って」を用いるあたり仕事を押し付ける上級者です。
いかがでしょう?逆手にとれば、ダメモトのお願いは「嫌だったら言ってね…」+申し訳なさそうな表情、で決まりです!
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